漁師の愛人 文春文庫

森絵都

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167906504
ISBN 10 : 4167906503
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
追加情報
:
190p;16

内容詳細

郷里ゆかりの地で漁師になった長尾。彼に伴われ移り住んだ紗江は「二号丸」と呼ばれ、地域のコミュニティから拒まれる一方、長尾の妻とは電話を通じて不思議な交流を続けていたが…。表題作ほか、プリンを巡る男たちの思いが熱い短篇三作と、大震災以降を生きる女性たちを描いた中篇「あの日以降」を収録。

【著者紹介】
森絵都 : 1968年東京都生まれ。早稲田大学卒業。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作品で椋鳩十児童文学賞を受賞。『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞。『アーモンド入りチョコレートのワルツ』で路傍の石文学賞、『つきのふね』で野間児童文芸賞、『カラフル』で産経児童出版文化賞、『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞を受賞。『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    森さん作品は、かつてまとめて読んだのがアマアマすぎて遠ざかっていたような。この短・中編集はもちろんのタイトル買い。えぇ、こんなセクスィーなの書く作家さんだった?どれも女性が主人公で、震災後のお話。タイトルに違わず、婚外恋愛のお話も多い。震災によって変わってしまった恋人たち、夫婦や家族、ひいては人間関係を描きたかったのかと。想像はしたけれど、震災を目の当たりにしていないわたしにはなかなかの刺激。思わず我が身の人間関係を鑑みる。良作。

  • おしゃべりメガネ さん

    ハードカバーで読んで以来、5年ぶりの再読です。前回読んだのを正直、ほとんど覚えていなかったので、改めて読むとまた違った印象になりますね。表題作はタイトルどおり漁師の愛人となり「二号丸」と揶揄されている女性の悪戦苦闘?ぶりが、シリアス過ぎずに書かれています。印象的だったのは東日本大震災以降の三人の女性を描いた「あの日以降」でした。三者三様にそれぞれの'生き方'が綴られ、改めて震災は多くの爪痕を残したんだなぁと。他は'プリン'にまつわる短編が3編書かれており、どの話も独特でそれぞれのユーモアが好きな作風です。

  • ★グラスハート★ さん

    1.5 プリンに纏わる短編3編と大震災の中編と漁師の愛人の中編が収められている。 私的にはどうせなら、すべてプリンがらみにすればいいのにと感じてしまう。特別この作品がよかったと思えるものはなかったけど、「ア・ラ・モード」の最後の2ページは面白かった。ブラトップだけじゃないけど、ファストファッションってヒットすると周りにどれだけ着ている人がいることか。気持ち理解わからないではないなー。と感じた作品。

  • りゅう☆ さん

    女教師の見栄だけの叱責に腹立たしくもラストはスカッとした『少年とプリン』、俺のプリンがなくて息子にケチつける父に笑えた『老人とアイロン』、女3人で東京に同居中に震災が起きてから色々な変化が起こる。自分の夢か好きな人を選ぶか、元鞘に戻るの分かって続ける不倫関係、離婚した夫に求めた副産物がこれからの希望に繋がると思う『あの日以降』、憤慨しながら語るブラトップ持論に笑えた『ア・ラ・モード』、『漁師の愛人』という位置の脆さや小さな町での付き合いに苦悩ありしも、漁師になって漁にのめりこみ性欲も盛んになるような→

  • えりこんぐ さん

    『出会いなおし』も良かったけど、森さんは短編も面白い✨ 表題作と、あの日以降は揺れる女心を絶妙に描いていて、もっと長く読んでいたかった。何より、この二編に一緒に収録されているのがプリン🍮三部作て最高🍮(´∀`) 【積読5】

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森絵都

1968年東京都生まれ。1990年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。1991年同作品で椋鳩十児童文学賞、1995年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、1998年『つきのふね』で野間児童文芸賞、1999年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年

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