漱石先生の事件簿 猫の巻 ミステリーYA!

柳広司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784652086056
ISBN 10 : 4652086059
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
追加情報
:
20cm,389p

内容詳細

癇癪もちで世間知らず。はた迷惑な癖をたくさんもつ先生の周りには、先生以上の超変人と、奇妙奇天烈な事件があふれていた…。夏目漱石の「吾輩は猫である」の物語世界が蘇る、抱腹絶倒の連作ミステリー短編集。

【著者紹介】
柳広司 : 1967年生まれ。2001年に『黄金の灰』でデビュー。同年『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で、第12回朝日新人文学賞を受賞。文学作品に想を得たり、実際に起きた歴史的な事件や実在の人物に材をとり、本格的なミステリーや物語に仕立て上げるその手腕には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • さつき さん

    『吾輩は猫である』の世界と謎解きがどう組み合わさるんだろう?と面白く読みました。日露戦争中の庶民の世相が描かれるのも興味深かかったです。過去に2度読んだはずなのに『吾輩は猫である』の内容をかなり朧げにしか覚えていないのは我ながら残念。あとがきで「あまりに有名な書き出しのほかは、本の内容を覚えている人が驚くほど少ない」と書かれていて、自分だけじゃなかったのね。と少しホッとしました。

  • へくとぱすかる さん

    これを機会に漱石の『猫』を再読しようかな。中学か高校かのとき読んで以来だから、内容を完璧に忘れているし。さて、ここの先生は、漱石じゃなく苦沙弥先生に近い。『猫』のエピソードを基本に、原作にない、書生の「僕」による日常の謎解きが楽しい。4章は時代が決して平穏でないことを教えられるし、5章はコージーミステリの見本のよう。心配したラスト。作者の配慮にホッとしました。

  • 田中寛一 さん

    久しぶりに面白い本を読んだ。ページをめくるたびに笑いがこみ上げてくる。「吾輩は猫である」も学生時代に読んだきりですっかり忘れていて原作とどれだけ同じで違っているのかさえわからないが、とにかく面白かった。猫が事件でも解決するのかと思っていたが流石にそれはなかった。だが書生が謎を解くヒントに名前のない猫が関わっていたりする。あとがきに原作への誘いもあり青空文庫をダウンロードし開いてみると、原作にかなり沿いながら描かれていることにさらに感動!

  • とも さん

    ★★☆ただただ、だるい。

  • Penguin さん

    「吾輩は猫でない?」「猫は踊る」「泥棒と鼻恋」「矯風演芸会」「落雲館大戦争」「春風影裏に猫が家出する」の6編。 『吾が輩は猫である』は、ちゃんと読んだことがないが解説を読むと、登場人物も各話しもあるとのこと。昔から、謎が隠されていると言われていたために、謎を書生が解決していく。それにしても、漱石先生の浮世離れ凄まじい…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

柳広司

1967年生まれ。2001年『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で朝日新人文学賞受賞。歴史や文学作品をミステリと融合させた作品を発表。09年『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

柳広司に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド