健康で文化的な最低限度の生活 11 ビッグコミックスピリッツ

柏木ハルコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098612093
ISBN 10 : 4098612097
フォーマット
出版社
発売日
2022年02月28日
日本
シリーズ
:
追加情報
:
224p;18

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読書メーターレビュー

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  • 読特 さん

    貧困ビジネス編は完結するのかしないのか。登場人物全てのその後が知りたいが、これで締めかもしれない。反社会勢力と向き合うケースワーカー。それも福祉の仕事の一つ。法に反する行為がなければ警察は頼れない。どのような人であろうと困っていれば支援の機会を与えねばならぬ。もう一つのテーマは住居。行政手続きには住所と連絡先が必要。ホームレスには、住まいが先か、支援が先か。大部屋の無料施設ではいじめも起きる。個室のシェルターを提供してくれるNPOがある。もしも宿なしになったなら、その存在にどんなに助けられることか。

  • ネギっ子gen さん

    【生活保護のリアルに触れる】というキャッチコピーは、正しい。テレビドラマは終わっても、生活保護ケースワーカー・義経えみる。奮闘しています! 今巻では、「オレンジパルム」に住む受給者を支配する石橋から暴行を受け、逃げ出しホームレス状態である角間の「安全」を確保するため、えみるは住居探しに奔走――。巻末に「生活保護Q&A」と、取材者名を列挙して、謝辞。カバー初登場の五反田君、ちょっと活躍。最後は、角間の成育歴の話。“ケース記録にない角間さんの過去”を知る。軽度の知的障害者は、NO支援だから、生き辛いんだよね。

  • 鷺@みんさー さん

    色々思うところはあったけど、とにかく角間さんが「義経さんがそう言うなら」と言ったところ、グッときた。今回はかなり危険な目にも遭い、毎度奔走しまくりなえみるだけど、遺書を書くほど追い詰められていた角間さんが、過去にどれ程馬鹿にされ騙され彷徨い人間不信を募らせてきたであろう角間さんが、この一言。えみるの頑張りが報われたのだと思う。とにかくあまりに大変な状況にあると、誰でも思考を奪われ、逃避や自暴自棄(自傷)に向いていく。誰か一人でも、この人ならと信頼できる相手ができれば、そこから糸は繋がり出す。良かった。

  • hiro さん

    2018年ドラマ化のタイミングで無料お試し版から読み出したが、ケースワーカーとなった義経えみるのただの成長譚ではなく、ケースワーカーの仕事の重要さ、大変さを強く感じながら読んできた。さらに9巻から始まった弱者につけ込み搾取する貧困ビジネス編では、えみるたちが身の危険を感じる“悪党たち”が登場し、この11巻では今までにないハラハラドキドキの展開が待っていた。読み始める前に表紙の五反田はどこに電話しているのかが気になったが、読み終えてまさにえみるの身の危険が迫る場面だと気づいた。まだこの後が気になる。

  • パンダプー さん

    だんだん読みやすくなってきたのは、ヒロインが成長したからかな。 同じような題材を扱うコミックや小説数ある中では後発だけど、描き方がだんだん丁寧になってきていい感じ。ヒロイン失敗、空まわり、何故か心が通じてうまくいく…みたいやドタバタはウンザリなので。

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