監獄に生きる君たちへ メディアワークス文庫

松村涼哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049133752
ISBN 10 : 404913375X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
追加情報
:
256p;15

内容詳細

廃屋に閉じ込められた六人の高校生たち。あるのは僅かな食糧と、一通の手紙―。“私を殺した犯人を暴け”差出人は真鶴茜。七年前の花火の夜、ここで死んだ恩人だった。謎の残る不審な事故だが今更誰が何のために?恐怖の中、脱出のため彼らはあの夜の証言を重ねていく。児童福祉司だった茜に救われた過去。みんなと見た花火の感動。その裏側の誰かの不審な行動。見え隠れする嘘と秘密…この中に犯人がいる?全ての証言が終わる時、衝撃の真実が暴かれる。衝撃ミステリー!

【著者紹介】
松村涼哉 : 大学在学中に応募した『ただ、それだけでよかったんです』(電撃文庫)が、第22回電撃小説大賞・大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ナルピーチ さん

    ある施設に監禁された高校生の男女6人。そこには一通の手紙が置いてあり、7年前に起きた“真鶴茜”の不可解な事故死の真相を究明するように書いてあった。閉じ込めたのは一体誰なのか。そしてその目的とは。6人の証言によって紐解かれていく過去の事件と1人の少女の存在。閉塞された空間で語られるのはただの虚構かそれとも真実か。児童虐待をテーマに1人の女性児童福祉司の苦悩と葛藤を紡いだ物語。著者らしい現代社会の問題を説いた内容で「児童相談所の抱える問題」を露呈したメッセージ性の強い一冊だ。

  • ケイ さん

    作者の目線は、苦しむ子供たちの方からなんだな。助けになりたいという大人を中心に据えてるようで、核は子供たちだ。ストーリーのプロットとほんの少しだけ稚拙なところがあるようにも思ったが、子供達の幼さゆえにそうであるのかもしれないと思う。こんな若い作家さんが次々と書いてくれることが嬉しい。注目。

  • はにこ さん

    死んだ恩人からの招待状を受け取り廃屋に閉じ込められた桜介たち。茜の死についてそれぞれの嘘を暴きながら紐解いていく。児童虐待がニュースで頻繁に流れる。かつては近所や家族の助けで防げていたかもしれない問題が、児童福祉司の肩に重くのしかかっている。救われるべき命を助けられないのが彼らだってもどかしいはずなのに、責任を問われる。不幸な世の中なのかもしれない。

  • 坂城 弥生 さん

    虐待に関わる難しさ、そしてそもそもマンパワーが足りていないという事実。虐待に対して世間の意識が向いたがゆえの通報の増加、仕事の増加。茜の願いが彼ら7人には届いていると思いたい。

  • よっち さん

    無視できない手紙で呼び出され、廃屋に閉じ込められた六人の高校生たち。彼らは脱出のため、七年前の花火の夜にここで死んだ恩人・真鶴茜の死の真相を暴けという命題に、あの夜の証言を重ねていく青春ミステリ。児童福祉司だった茜に救われた過去、みんなと見た花火への想い、誰かの不審な行動、そして見え隠れする嘘と秘密。誰もが秘密を抱えていて、他の人が知らなかった茜の新たな一面も見えてきて、その結末は何ともやりきれない感じもしましたけど、何とかしようと懸命に足掻く人たちの思いが報われてほしい、と思わずにはいられませんでした。

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松村涼哉

大学在学中に応募した『ただ、それだけでよかったんです』(電撃文庫)で、第22回電撃小説大賞“大賞”を受賞しデビュー。メディアワークス文庫での初作品『15歳のテロリスト』は発売直後から大重版が続くヒット作に。「第16回うさぎや大賞」大賞に選ばれたほか、『僕が僕をやめる日』も同賞3位の同時受賞となり話題

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