星々の舟 文春文庫

村山由佳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167709013
ISBN 10 : 4167709015
フォーマット
出版社
発行年月
2006年01月
日本
追加情報
:
16cm,431p

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    大好きな作家さんの出世作を、今ごろになって読むなんて。そして案の定、完膚なきまでに打ちのめされた。人の心情をここまで文章で表せるなんて。あとがきを読んでラストのお話だけが異色な理由がわかったが、できれば別立てにして欲しかった、かな。

  • 三代目 びあだいまおう さん

    端的に表せば『とある家族の連作短編集』家族それぞれ視点で少し重めのエピソードが紡がれる。兄妹の禁断の恋、不倫、いじめや暴力、其々がとても考えさせられるテーマであり、人の奥底に確かに存在する個々の価値観や体験に触れる。各話淡々と進むが終盤の繋がりに自然涙腺は崩壊。好きになれず共感できなかった主人公達がいつしか愛おしく崇高に思えた。一人ひとりの孤独な星々が、知らず連綿と関り合いながら世という海を漂う、家族という名の星座であり舟。何と秀逸なタイトルか!まさに直木賞に相応しい、心震える素晴らしき愛の小説だ‼️🙇

  • さてさて さん

    『幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない』。村山さんらしく、美しい言葉の中に深い含みを持たせる言葉が印象的に物語を読者の心に刻み込んでいくこの作品。そこには、家族6人それぞれの生き様が描かれていました。家族それぞれの視点からお互いがどのように見えるかを描く中に、それぞれの繋がりの意味をも感じるこの作品。まさかのリアルな戦争の描写に度肝を抜かれるこの作品。“どこかに一条の光が射すような終わり方を心がけた”、とおっしゃる村山さんの優しい眼差しを見る中に、”幸せ”とは何かを読者に問いかける、そんな作品でした。

  • Atsushi さん

    血縁関係が少し複雑な家族の物語。それぞれの視点で描かれる六話からなる短編集。一話毎の内容をとても重く感じた。半分血の繋がった兄と妹、暁と沙恵の禁断の恋が何とも美しい。一方、重行が背負った戦争の傷跡はあまりにも痛々しかった。ラストの「幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない」はけだし至言。第129回直木賞受賞作。

  • 遥かなる想い さん

    私はこの手の本の良さが本当にわからない。確かに個々の作品は心に残る話なのだが、感性が 別のものを求めているのかもしれない。物足りないと感じてしまうのは歳のせいなのかと思う。

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人物・団体紹介

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村山由佳

1964年7月東京都生まれ。立教大学文学部卒業。会社勤務などを経て、93年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で第22回柴田錬三郎賞、第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞を受賞。21年

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