ミルク・アンド・ハニー

村山由佳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163908397
ISBN 10 : 4163908390
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
553p;20

内容詳細

柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞の三冠に輝いた衝撃作『ダブル・ファンタジー』待望の続編!
脚本家・高遠奈津。創作の鬼に導かれるように夫・省吾との穏やかな暮らしを捨て、いくつかの恋を経て、今は恋人・大林一也と暮らしている。しかし彼もまた、奈津の心と躯を寂しくさせる男でしかなかった。元恋人の志澤一狼太や岩井良介との再びの逢瀬を皮切りに、性の深淵へ次々に分け入ってゆく彼女が、自由と孤独のその果てに見いだしたものは……。
男女の愛憎を描き尽くし、やがて生と死の岸へとたどり着く、作家・村山由佳の到達点!

【著者紹介】
村山由佳 : 1964年生まれ、東京都出身。立教大学文学部卒業。2003年『星々の舟』で直木賞受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞をトリプル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ さん

    前作既読、WOWOWドラマも鑑賞済み。主人公の恋愛が行き当たりばったりすぎて、何やってるんだか感強かったが、今作は、彼女の心情描写に磨きがかかったように思う。てか、わたしがオトコに対して考えてること、全部書いちゃダメだよぉ的な(笑)奈津の恋愛の仕方が、わたしのソレにそっくりなのだ。しかし年下ヒモの扱い、そして性技熟練オトコ・加納とのグダグダメールは読んでてしんどいものがあった。あの辺削ればもう少しすっきりした作品になったのでは。ラスト、、、、そうきたかぁ。オトコの選択としては少々安易な気がするなぁ。

  • starbro さん

    村山由佳は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。9年前に読んだ『ダブル・ファンタジー 』の続編、男女の痴話喧嘩&S●Xで550P超を書き切る著者の筆力は感心しますが、続編はなくても良かったかも知れません。タイトルは、ジョン・レノンつながりでした。どうして出来る女は誘蛾灯のように、ダメ男を引き寄せてしまうのでしょうか?メリー・クリ★☆ス!【読メエロ部】

  • いつでも母さん さん

    人は多分どこまでも『愛』に貪欲なのだろう。『愛』の表現は様々だが、この主人公・奈津自身傷ついてそして傷つけて・・『ダブル・ファンタジー』同様好みが分かれる作品だと思う。やっと落ち着いたと思ったら、このラストはちょっと悲しいが、武とこの先も一緒に生きて行け!(最後の恋になりますように・・)村山由佳の描く愛と官能の世界堪能しました。私はもう、お腹いっぱいです。

  • ウッディ さん

    自ら性欲が強いことを意識しながら、男性遍歴を糧にして良作を生み出し、地位を築いた脚本家の奈津。自分を抑え、尽くすことでしか愛情を表現できない奈津は常に心が満たされず、刺激と肉体的な充足を外に求めるようになる。前作「ダブルファンタジー」を読んだのが10年前。すっかり内容は忘れてたけど、淫靡で濃厚な雰囲気はなんとなく覚えていました。決して男には見せない女性の秘密の部分をさらけ出し、脚本家の主人公が書く、愛欲にまみれたメールの文章に、村山さんの女性そして作家としての覚悟と実力を見た気がしました。面白かったです。

  • のり さん

    ダブル・ファンタジーの続編。脚本家の「高遠奈津」は、男に関しては運が無いと言うより、学習能力が著しく低すぎる。性力が強く、セックス依存症と捉えられてもおかしくない。心と身体が満たされないと不安に苛まされる。セックスの極致に達する為に、著名人になのにハプバーでの無謀過ぎる行為。一発で週刊誌に載せられそうな思慮の浅さ。8割方官能小説。読みながらこちらまでウズウズしてくる。困ったものだ。😅

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村山由佳

1964年、東京都生まれ。作家

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