銀河祭りのふたり 信太郎人情始末帖

杉本章子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163273402
ISBN 10 : 4163273409
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,293p

内容詳細

安政の大地震の被害を乗り越えた信太郎。彼は美濃屋の総領として、乗り越えなければならぬ大きな問題を抱えていた…。夫婦の情愛、家族の絆を描く、「信太郎人情始末帖」シリーズ、感涙の完結篇。

【著者紹介】
杉本章子 : 1953年福岡県生まれ。ノートルダム清心女子大学国文科卒業。79年『男の軌跡』で第四回歴史文学賞佳作に入選。89年『東京新大橋雨中図』で第百回直木賞を受賞。『おすず』は第八回中山義秀文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • れみ さん

    信太郎シリーズ7作目(最終巻)。表題作は貞五郎と小つなの顛末。最初は強意見をしていた親戚を頼れたのは良かったけど、兄嫁とその従姉妹の心根にゾッとする…。そしてもう一つ、信太郎の異母兄・多田屋玄太。源太と助四郎の嫌がらせが本当に嫌らしくて、仁平の啖呵に溜飲を下げるところもありつつ…、おぬいに対して頑なだったおさだやおふじの心が徐々にほぐれつつあったところにこの問題とのちに起こる信太郎最大の危機に一族が一つになった感じ。最後の信太郎と元吉の会話に、ああいいお話に巡り合えたなあとしみじみ感じられた。

  • ぶんぶん さん

    【図書館】とうとう読んでしまった。 結論から言うと良いシリーズでした。 途中、捕物帳から商人物に変革するが、その頃には信太郎とおぬいに夢中になり、どうでもよくなってしまう。 今回は最終回に相応しい大長編でした。 信太郎の腹違いの兄、おすずの弟たち、貞五郎のその後の顛末やら、オールメンバーの顔揃え。 信太郎・おぬいはこれからも寄り添って生きていく事だろう。 でも、最終話で捕物を持ってくるとは杉本さんらしいですね。 しかも、全員顔を揃えるとは、嬉しい大団円です。 杉本さんのご冥福を祈ります、合掌!

  • ケイプ さん

    杉本さんを偲んで信太郎シリーズを再読しました。とうとう最終巻です。あぁ、いいお話だったなぁ。おぬいの連れ子千代太に自分の息子になると話す場面は情景が思い浮かび涙がこぼれました。おぬいと出逢い止められなかった自分の気持ちを最後まで貫き通した信太郎、きっとそれは亡くなったおすずへのもう一つの思いだったのでしょうね。人と人の情、それにたくさんふれることが出来ました。最後はおぬいと二人静かに語る場面が読みたかったという私はまだまだですね。

  • サンディK32 さん

    近年では最高峰の正に人情始末帖でした。八年前の作品とは…全く当時は素通りしていた自分が恥ずかしい。杉本さんの作品は、どれにも根本に愛情が溢れているのが伝わるのです。もっともっと続きが読みたかった。 残るは歌吉もの二冊ほどか。実に寂しい。

  • コージー さん

    初読み作家さん、物語は静かに進んでいくが、人となりがだんだんわかってきて、面白さがじわりじわりきた。雨降って地固まるように、兄弟の心が通じ合い本当に良かった。これ、シリーズの7巻目で完結だったのかって、読み終わってから知りました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

杉本章子

1953年福岡県生まれ。ノートルダム清心女子大学国文科卒業、金城学院大学大学院修士課程修了。’79年「男の軌跡」で歴史文学賞佳作入選、作家デビューを果たす。’89年『東京新大橋雨中図』で第100回直木賞を受賞。2002年『おすず信太郎人情始末帖』で中山義秀文学賞を受賞。’12年、乳がんの告知を受け、

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品