北海道犬旅サバイバル

服部文祥

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622096535
ISBN 10 : 4622096536
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;20

内容詳細

この旅で50歳を迎えたサバイバル登山家が、現金もクレジットカードも持たず、愛犬ナツを連れて、宗谷岬から襟裳岬まで、晩秋の北海道南北分水嶺700kmをまる2か月かけて歩き通した。背負っている食料は米と調味料だけ。河原で野営し、おかずは鹿を撃って食いつなぐ。新雪の大雪山系を越え、さらに日高山脈を南へ。著者のサバイバル経験の集大成とも言える旅のドキュメント。

目次 : 序章 旅立ち前/ 1 前半戦(宗谷丘陵/ 森から強制退去/ 街を歩く/ 天塩岳ヒュッテへ)/ 2 中盤戦(大雪山系を越えて/ 山小屋芽室岳へ)/ 3 後半戦(ナツを待つ/ 襟裳岬を往復する/ 旅の終わり)

【著者紹介】
服部文祥 : 登山家、作家。1969年横浜生まれ。94年東京都立大学フランス文学科とワンダーフォーゲル部卒。大学時代からオールラウンドに登山をはじめ、96年カラコルム・K2登頂(南南東リブ)、97年の冬から黒部横断をおこない、黒部別山や剱岳東面、薬師岳東面に初登攀ルートが数本ある。99年から食料を現地調達するサバイバル登山をはじめ、2005年からは狩猟もはじめる。現在は、生活の拠点を都会から山の廃村の古民家に移しつつ、狩猟、畑作の生活を送る。2016年『ツンドラ・サバイバル』で梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    宗谷岬から襟裳岬までの犬とのサバイバル旅行をつづられたものです。同行する犬がどのようにして自宅に来たのかということから始まり、北海道縦断の無銭飲食のような感じのたびが綴られています。わたしは思うに日本だから大丈夫なのだという気がします。これがアフリカや中南米であった場合は本当に大変だという気がします。それでも自分ではこのようなことはできないと思うのでやはりすごいというほかないという気がしました。

  • みゆき・K さん

    著者を存じ上げないが、新聞の書評で見て手に取る。誰の手も借りずに北海道を縦断すると思っていたので、想像していた内容と違った。タイトルがミスリードではないか?ご本人仰せのとおり「所持金ゼロ狩猟徒歩旅行」だ。違法ギリギリのグレーゾンがあり、あまり共感できなかった。一番印象に残ったのは、ナツが嫌いなキツネ肉を著者に無理矢理口に詰め込まれたシーン。ナツのことを思ってした事とはいえ、ナツが気の毒になった。もし私が大嫌いな納豆を口に詰め込まれたら…うーん。

  • Sakie さん

    『銃と犬と荒野へ』。惜し気に寝かせていたのを手に取ったのは、ナツの失踪を聞いたからだ。もしナツがいなくなった後では、もうこの本を読むことはできないと思った。服部文祥の旅の集大成。さらりと読んでしまうが、そこには彼ならではの計算と選択の連続が記録されている。女神ナツ。服部文祥は衒いもなく「かけがえのない存在」と呼ぶ。20分、3時間といなくなる度、動揺し逡巡する。最後に貰った餞別に暴走する服部文祥は全くストイックではない。食べものへの執着の凄まじさは生体としての本能なんだろう、ポリンキーめんたいあじもきっと。

  • roatsu さん

    服部さんならでは、そして服部さんでなければ誰もやろうと思わない(笑)異質な冒険記。岳人で拾い読みしていたけれど一冊にまとまると圧巻。主人公の一人であるナツの描かれ方は、直接書いてもあるけど服部さんの愛情が滲み出ていて頬が緩む。いいコンビ。続けてきたサバイバル山行での出来事は他作同様色々あって面白いけれど、個人的に本書の核と思うのは50歳目前にして「生物としてゆっくりと死んでいく」自分を見つめ、この旅を実行し道中でも思索を続ける部分の描写。一文字ずつが痛烈に心に響く。でもまあ生物として世に生まれ、その暮らし

  • やっちゃん さん

    財布もケータイを持たずに北海道縦断。やってることはすごいのに通りすがりの人に乞食のような扱いされてるのが面白すぎる。煩悩に負けて道路に落ちてる食料を食べて美味すぎて泣く。こんな自分の弱さを素直に書くのが服部文祥の魅力である。自作浣腸は最高に笑えた。「天気予報は神のお告げ」

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