女二人のニューギニア 河出文庫

有吉佐和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309419398
ISBN 10 : 4309419399
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
追加情報
:
288p;15

内容詳細

「ニューギニアは、ほんまにええとこやで、有吉さん」文化人類学者の友人、畑中幸子氏に誘われて超多忙の一九六八年、第二の故郷であるインドネシア滞在後に足を伸ばしたのが、ニューギニアの奥地、セスナを降り三日間山を歩いて辿りついたヨリアピだった。文明に侵されていないシシミン族が住む地での驚きの連続と抱腹絶倒の滞在記。

【著者紹介】
有吉佐和子 : 1931年和歌山県生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。東京女子大学短期大学部英語科卒。56年「地唄」で芥川賞候補となり、文壇デビュー。紀州を舞台にした『紀ノ川』『有田川』『日高川』の三部作、一外科医をめぐる嫁姑の葛藤を描く『華岡青洲の妻』(女流文学賞)、介護問題の先駆けとなる『恍惚の人』、環境問題を取り上げた『複合汚染』、歴史や芸能を扱った『和宮様御留』(毎日芸術賞)『連舞』、ミステリー『悪女について』『開幕ベルは華やかに』など、さまざまな分野の話題作を発表し続けた。84年急性心不全のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ふう さん

    1968年、文化人類学者の友人畑中幸子に誘われてニューギニアを訪れた作者の、想像を絶する過酷さを描いた紀行&滞在記。一行目から文の上手さに惹き付けられました。命の危機と言ってもいいほどの大変なできごとに何度も遭遇するので、読む方も真剣にとは思うのですが、あまりにもおかしくて吹き出してしまう場面もたくさん。関西弁の女二人の会話が本音だらけで最強です。深く考えずに行ってしまった作者もすごいけど、未開の地に女一人で住んでいる畑中さんはすごすぎます。帰国してからのマラリア発症の場面が一番怖かったような気がします。

  • たま さん

    有吉佐和子が1968年、文化人類学者の友人畑中幸子をパプア・ニューギニアに訪ねた記録。畑中は数年前に〈発見〉されたシシミン族の集落に住み込み研究中。有吉は現地の人なら8時間で踏破すると言う山超えに3日かかり、足の爪が剥がれ全く動けなくなりブタのように棒に吊り下げられて現地にたどり着く。有毒動植物に泥水、そして全身の痒み。二人とも1930年外地生まれの強靱さ。とくに「ほんまに弱虫やな。アカンツやな。そんなことでどうするんや。なんのためにニューギニアの奥地まで出かけてきたんや」と毒づく畑中さんがすごい。

  • がらくたどん さん

    佐和子復刊A河出の企画雑誌『スピン』の1号の「絶版本書店」という寝た子を起こすような企画で絶賛紹介されていた作品。翌年、朝日文庫から河出に移って再版された。所有の本の帯には「有吉センセイ、ついにシシミン族にパンツを縫う」という謎の文言も見られる。この手の誘いネタは読んだら大したことがない事も多々あるのだが、本作に関しては佐和子さんが縫ったパンツがシシミン族の文化に階級と差別の概念の種まきを果たした(かもしれない)のだ!『非色』とほぼ同時期に読んでいたので心底「ヒト」という生物に震撼した。とにかくオモロイ♪

  • ちえ さん

    いくら「ニューギニアは良いよ。いつでもおいで」と言われたからといって1968年にニューギニアに行ってしまう有吉さんに読み始めからびっくり(@_@;)3日かかってジャングルの奥地ヨリアピへ山を超えての旅。途中で歩けなくなり最後は…(笑)。ジャングルで自分は何もできないしとヨリアピの人たちにパンツを縫うとか、もうお腹が痛くなるくらい笑う。ゆるい挿絵がまたいい味。それにしても畑中さん凄いです。社会の問題を題材にした硬派な作者のイメージの有吉さんのこんな素敵な本を読め紹介してくれた読友さんに感謝です✨✨

  • マリリン さん

    予想を見事に裏切った傑作! ご両名の名前は知っていたが、著作は未読だったので良い機会を得、楽しい時間が過ごせた。今回の行動に駆り立てたのは作家ならではの好奇心なのか。想像を絶する旅の行程は苦難の中に笑える場面あり。シシミンとの交流が面白い。ニューギニアにとり憑かれた研究者感あふれる破天荒な文化人類学者畑中さんの思考や行動発言が興味深い。広東料理の高級スープ竜虎大会は...食をそそらないが覗いてみたくなる。ご当地グルメも想像を絶する。マラリアはヨリアピのお土産か。この旅を作品に昇華させた著者の筆力を感じた。

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有吉佐和子

1931(昭和6)年、和歌山市生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。56年「地唄」が芥川賞候補となり、以後、『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『複合汚染』『和宮様御留』等、ドラマ化されたり社会現象となるような小説を多く執筆。84年、逝去

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