ぼくんちの宗教戦争! 幻冬舎文庫

早見和真

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344429246
ISBN 10 : 4344429249
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
追加情報
:
331p;16

内容詳細

「ぼくだけはしっかりしていなければ」。父の事故をきっかけに、両親は別々の神さまを信じはじめ、家族には“当たり前”がなくなった。信じられるのは、一足先に大人になってしまった親友の龍之介だけ。妹のミッコを守ることでなんとか心のバランスを取るけれど、ますます家族は壊れていく。ぼくは自分の“武器”を見つけ、立ち向かうことにしたが―。

【著者紹介】
早見和真 : 1977年、神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。15年『イノセント・デイズ』が第六八回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • りょうこ さん

    これは前々から文庫化待ちしてました。 同じ家族の中で、神様が2人いるのはキツイな。でも主人がしっかり者だったのが救い。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    小学5年生の征人と妹のミッコ。彼らの両親はそれぞれ別の宗教を信じ、お互いを決して認めないという最悪の家庭環境。征人が言っていた「信じないかどれか一つにしてほしい」という言葉が本当に切ない。板挟みになった征人たちはこれも家庭の事情で一足先に大人になった同級生の龍之介、知識人のおかちゃん、紅一点の相澤さんらに支えられながら自分たちが進む道を考えていく。まさか相談を持ちかけた担任教師までああいう立ち位置とは。救いのない状況で手を差し伸べてくれたマリアとエルクラーノが198ページで語っていたことがすべてだと思う。

  • shi− さん

    宗教と宗教の対立を題材にした本は読んだことがあったけど、それが家庭内で…。 しかも、両親が信仰しているのは、なんだか胡散臭さが満載。主人公の僕は年齢にそぐわずとてもしっかりしていて、その友達である龍之介くんはこれまた僕に輪をかけてしっかりと自分を持ち、複雑な家庭環境なのに、全然やさぐれず、とてもお互いにいい友人関係を築いている。家庭内宗教戦争もさることなが、今の携帯で繋がった子供たち世代に読んで欲しいな。と、進めようと思ったところで、僕とミッコちゃんのエピソードを思い出し、苦笑いした。

  • TAKA さん

    前作とは全く異なる(もう競馬の話は書かないと早見さんが競馬のサイトで言っていた)内容。父親の交通事故をきっかけにバラバラになる家族。父と母が違う宗教にのめり込みそれに巻き込まれて苦労する子供達の奮闘劇。宗教は難しい問題だと思う。行きつけの焼き鳥屋のマスターが知らない人がいる場所では宗教と政治の話はしない方が良いと言ってた事を思い出した。諍いの原因になるからだと。

  • kitten さん

    図書館本。早見さんの本は、初めて。タイトルだけ見て借りてみた。小学校5年生の主人公が、それぞれ別の宗教にハマってしまった両親に振り回され、必死に立ち向かう話。誰が何を信じていてもいい。それを押し付けなければ。しかし、宗教にはまらざるを得ない両親の気持ちも理解できる。主人公の親友の龍之介がかっこいい。数少ないまともな大人キャラのマリアがよかった。寛容が大事。「ぼくらの7日間戦争」がキーになってて、懐かしかった。早見さん、私と同世代なんだね。評価、星3。テーマは重いけど読みやすかった。

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人物・団体紹介

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早見和真

1977年、神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』でデビュー。同作は映画化、コミック化されベストセラーとなる。14年『ぼくたちの家族』が映画化、15年『イノセント・デイズ』が第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞、テレビドラマ化もされ大ベストセラーとなる。20年『ザ・ロイヤル

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