世界文学を継ぐ者たち 翻訳家の窓辺から 集英社新書

早川敦子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206593
ISBN 10 : 4087206599
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
252p 18cm

内容詳細

多くの作品を翻訳し、最先端の翻訳理論に通暁した著者が、旧植民地からの声や、ホロコーストの沈黙から芽吹いた言葉に耳を澄まし、「悲しみから生まれた希望」を標す五つの作品を取り上げた。二十一世紀の世界文学案内。

目次 : 第1章 自分を語り、他者を語る―エヴァ・ホフマン『記憶を和解のために―第二世代に託されたホロコーストの遺産』/ 第2章 未来への記憶―アン・マイケルズ『儚さのかけら』/ 第3章 現代の神話―アルンダティ・ロイ『小さきものたちの神』/ 第4章 漂泊の果て―記憶の回復―マフムード・ダルウィーシュ『忘却への記憶―一九八二年ベイルート八月』/ 第5章 「不思議なもの」との友情―デイヴィッド・アーモンド『スケリグ』/ 結び 世界文学への応答

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 岡本匠 さん

    本書で取り上げられるのはホローコスト第二世代、ポストコロニアル文学、パレスチナ文学など。ホローコスト第一世代のエリ・ヴィーゼルにはまったことがあるくらいで、全くの未知の世界。でも何となく読書意欲は湧いてくるなぁ。買うには高い本が多いけれど。

  • かんちゃん さん

    喪失・記憶といった一貫したテーマで、いろいろな国の、さらに児童文学や詩まで含めた多様な作品が取り上げられていて、本、とりわけ近年のものを読む際の新しい視点を提供してくれるものだと思います。筆者の文学への思いが多分に書き込まれているので、それに共感できるか否かで評価が分かれそう。

  • 武井 康則 さん

    感想はうるさい、かな。表題から最先端の海外小説紹介と思っていたら、本をめぐる随筆。しかも自分語りが過ぎて騒がしい。どんな本でも読みながら本と対話、会話するものだが、自分の経験、思いを一方的にまくしたてているような文章。分析も批評もない。しかも内容は昭和末期の作品ばかり。その後の世界、平成、21世紀はどうなったの?これで世界文学を継いでいる?

  • Kanae さん

    再読。現代は戦争による人間性の喪失から立ち直る時代。その喪失から回復への動きって「文学は時代を反映する」ってよく聞きますが、時代や人間の考え方って自己修復作用があるんでしょうかね。

  • askmt さん

    世界文学といったときにここで示されたような潮流があることは確かだが、政治的なメッセージが前面に出ているようなものは苦手であることも確かだ。そういったものをいったん濾して蒸留してそれでも残るようなものをフィクションとして読みたいものである。

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