【中古:状態AB】 時空旅行者の砂時計

方丈貴恵

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AB
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基本情報

ジャンル
カタログNo
9784488025625
レーベル
日本
フォーマット

内容詳細

(こちらは新品の内容詳細となります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。)

瀕死の妻のために謎の声に従い、二〇一八年から一九六〇年にタイムトラベルした主人公・加茂。妻の先祖・竜泉家の人々が殺害され、後に起こった土砂崩れで一族のほとんどが亡くなった「死野の惨劇」の真相の解明が、彼女の命を救うことに繋がるという。タイムリミットは、土砂崩れがすべてを呑み込むまでの四日間。閉ざされた館の中で起こる不可能犯罪の真犯人を暴き、加茂は二〇一八年に戻ることができるのか!?“令和のアルフレッド・ベスター”による、SF設定を本格ミステリに盛り込んだ、第二十九回鮎川哲也賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

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瀕死の妻を救うために、1960年にタイムトラ...

投稿日:2021/04/10 (土)

瀕死の妻を救うために、1960年にタイムトラベルして、妻の祖先・竜泉家の人々が次々に殺され、その後の土砂崩れで一族がほとんど死亡した「死野の惨劇」の真相を解明することになった加茂。雑誌記者だった彼は、「死野の惨劇」についてかなりの知識を持っており、それが事件解決に役立つと思われたが… タイムトラベルとミステリ、しかも不可能犯罪を融合させた意欲的な作品。SFとミステリというと、アシモフの『鋼鉄都市』が有名だが、私の感覚では同作はSFという土台の上にミステリが組み立てられた感じだが、本作は、主人公がタイムトラベルしても、それほどSF臭がせず、あくまでも不可能犯罪に重きがおかれている。 ミステリそのものとしては悪くない。1960年という設定が一つのポイントになっていて、現代からタイムトラベルした加茂が戸惑う部分があるのも分かりやすい。ただ、驚天動地というレベルではない。また、タイムトラベルに必然性があるのは分かるが、ミステリとうまく化学反応を起こしているか、と問われると疑問である。読後感そのものは良いのだが、ラストもある意味で、予測を大きく超えるものではない。 本作と相前後して読んだミステリ4冊のうち、3冊が過去、しかも携帯電話やスマホがない時代を舞台にしている。別にそのためにだけに過去を舞台にしたわけではないだろうが、不可能犯罪が現代では成立しにくいのも事実だろう。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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方丈貴恵

1984年、兵庫県生まれ。京都大学卒。2019年『時空旅行者の砂時計』で第29回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。長編第二作の『孤島の来訪者』は「2020年SRの会ミステリーベスト10」第1位に、第三作『名探偵に甘美なる死を』は第23回本格ミステリ大賞の候補に選出されている(本データはこの書籍が刊行された

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