鈴木いづみ×阿部薫 ラブ・オブ・スピード

文遊社編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784892570629
ISBN 10 : 4892570621
フォーマット
出版社
発行年月
2009年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,317p

商品説明

伝説の作家とジャズミュージシャン。時代を駆け抜けた最速のカップル、鈴木いづみ×阿部薫の魅力を、大森望、町田康ら著名人たちが語る。鈴木いづみの単行本未収録作品、未発表写真なども掲載。


私には貴女の言葉が流れている・・・佐藤江梨子

阿部薫は極北にひとりで立っていた・・・町田康

こんなふたりが一緒にいたのか!?[…]天才が出会って結ばれたのか……うぅ映画みたい!・・・新藤風

村上春樹や村上龍、僕とか山田詠美のエッセンスって、じつはすでに鈴木いづみが70年代に書いていたようなものなんだよね・・・高橋源一郎

鈴木いづみのSFには、ノスタルジーではなく“いま”がある・・・大森望

作中に漂う強い諦念と、プラスチックみたいな透明な明るさが、切実で美しい・・・三浦しをん

鈴木いづみさんは、そこにいるだけで危機感に充ちていた・・・田原総一朗

昭和の戦後の都会の倦怠を知りつくした、おませな双子の兄妹・・・あがた森魚

(本文より)

【目次】

【鈴木いづみ写真館】
いづみはずーっとAの中に女在している。  写真/荒木経惟
【阿部薫写真館】
マリアと呼ばれていたアルト  写真/南達雄

鈴木いづみ——速度が問題なのだ
【シンポジウム】
鈴木いづみRETURNS  司会/大森望 出演/高橋源一郎・森奈津子

鈴木いづみ『恋のサイケデリック!』  大森望
愛を求めてSFの旅  三浦しをん
鈴木いづみLOVE  新藤風
鈴木いづみとル=グウィンの描いたジェンダー  ダグラス・ラナム[訳/野川政美]
“浅香なおみ”のころ
「成人映画」特別手記  鈴木いづみ

阿部薫——誰よりも速くなりたい
絶対零度に向けての疾走――阿部薫小論  副島輝人 
永遠に持続する緊張  町田康 
見上げてごらん、夜の星を  大友良英 
いま阿部薫を聴く希望  原雅明 
誰が阿部薫を必要としたのか?  平井玄

鈴木いづみ×阿部薫——愛しあって生きるなんて、おそろしいことだ
忘れられっこないもんネ――騒(がや)にいた鈴木いづみと阿部薫  騒恵美子 
二つの彗星、その軌跡を辿る――鈴木いづみと阿部薫  本城美音子 
【インタビュー】
他人の三倍くらい自由に生きたふたり  若松孝二[聞き手/平沢剛]

それぞれの鈴木いづみ×阿部薫
あがた森魚/朝倉世界一/池田千尋/歌川恵子/大石三知子/加部正義/近代ナリコ/今野勉/佐藤江梨子/田原総一朗/近田春夫/戸川純/日向朝子/宮崎大/山中千尋/与那原恵/四方田犬彦

鈴木いづみスペシャル・セレクション
【短編小説】
夜のピクニック
静かな生活
【エッセイ】
ふしぎな風景
【単行本未収録作品】
息を殺している
私の幸福論
体験的告白論

資料
鈴木いづみ×阿部薫略年譜
鈴木いづみ×阿部薫書誌  本城美音子
阿部薫ディスコグラフィ  大野真二

内容詳細

伝説の作家とジャズミュージシャン、時代を駆け抜けた最速のカップル。

目次 : 鈴木いづみ写真館/ 阿部薫写真館/ 鈴木いづみ―速度が問題なのだ/ 阿部薫―誰よりも速くなりたい/ 鈴木いづみ×阿部薫―愛しあって生きるなんて、おそろしいことだ/ それぞれの鈴木いづみ×阿部薫/ 鈴木いづみスペシャル・セレクション/ 資料

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 45+ さん

    エリックドルフィーの楽曲を漁ってたら偶然出会った阿部薫。当時のシーンは分かんないけど、商業ゴメンなさいの音楽は万人から歓迎されなかったよね、多分。鈴木いづみもそうだよね、うん。速度が問題なのだ。絶対量が決まっている人生で、すごく詰まった人生を駆け抜けたふたり。"狂っているのは、この世界なのか自分なのか"。僕は類まれなリアルを感じたよ。

  • 鏡子 さん

    傷つけながら愛し合うってまあちょっと判る気もする。ヒリヒリした毎日が心地悪くも心地良かったんだろうなと・・・騒さんの語る2人がまたまた印象的。「宣伝されているイメージとは違い、いづみは古風な日本女性の性の意識に縛られているようにみえた」阿部薫も異常な程神経が細かかったんだろうと云うのが伺える。シド&ナンシーとか云われてるけど、比べ物に成らない程真剣味があって、よい。鈴木いづみ×阿部薫となっているが、情報量としてはいづみ主体です。バイオレンスな純愛。

  • trash さん

    鈴木いづみ×阿部薫というカップル2人に焦点をあてた本では一番読みやすいんじゃないだろうか。それぞれに焦点を当てた本は存在するけど。写真が割と収録されているのがうれしい。しかし鈴木いづみの本を読んでいても、阿部薫の音楽を聴いていても、”この人達はまともに生活できたんだろうか?”と疑問を抱いてしまう。この本で関係者が2人について語ったコメントを読むと更にそう思ってしまう。戸川純が鈴木いづみ役で舞台やってたの初めて知ったよ。

  • うめぼしみどり さん

    歪んだ愛情のカップルなんて掃いて捨てるほどいるけど、没後も語られるカップルになったのは鈴木いづみに深い闇とそれと同じくらいの頭の良さがあったからこそなんだろうと思った。現実的であり非現実的でもある、魅せ方がうまい人。うらやましい。

  • yoyogi kazuo さん

    どちらかといえば明らかに鈴木いづみ寄りの編集だが阿部薫の部分も含めて面白く読めた。大森望がいづみのSFをとても高く評価しているのを知った。近田春夫のコメントが入っていてよかった。騒恵美子の文章を読んで彼女の本が読みたくなって図書館で借りた。

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