映画の正体 続編の法則[立東舎]

押井守

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845637836
ISBN 10 : 4845637839
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
追加情報
:
A5判 / 288ページ

内容詳細

続編監督を自認する押井守が解析する
続編、シリーズもの、リブート映画の存在証明!

気がつけば興行収入ランキングの上位を占めるのは続編映画ばかり。そんな時代だからこそ、続編映画を通して映画の正体に近づいていきたい。人はなぜ続編映画を作り、シリーズものを見に行き、あまつさえリブートを企画するのか。自らを続編監督と自認する押井守監督が、その秘密に迫ります。

【CONTENTS】
第1章〈リドリー・スコットの悪意〉
第2章〈ジェームズ・キャメロン唯一の正当な続編映画〉
第3章〈クリストファー・ノーランとザック・スナイダーで考える「続編監督」の資質〉
第4章〈スティーヴン・スピルバーグはパート2映画を発注する〉
第5章〈マイケル・ベイと大作映画の相性の悪さ〉
第6章〈パート2映画を最大限に活用したギレルモ・デル・トロ〉
第7章〈ハリウッド版『ゴジラ』と国難映画〉
第8章〈シンプルさに振り回された『ダイ・ハード』というけったいなシリーズ〉
第9章〈最長寿シリーズ『007』とリブートの面白さ〉
第10章〈『猿の惑星』が描く動物と人間の垣根〉
第11章〈続編を作らない宮崎駿〉
第12章〈観客論〉

著者プロフィール
押井 守(おしい まもる)
1951年生まれ、東京都出身。大学卒業後、ラジオ番組制作会社勤務などを経て、1977年、竜の子プロダクション入社。1979年、スタジオぴえろに移籍。1981年、高橋留美子原作のテレビアニメ『うる星やつら』が高視聴率を稼ぎ、『うる星やつら オンリー・ユー』(83)で劇場監督デビュー。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)を機にフリーに転身。主な監督作品に『機動警察パトレイバー THE MOVIE』(89)、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)、『アヴァロン』(01)、『イノセンス』(04)。2016年、アニー賞ウィンザー・マッケイ賞を受賞。『うる星やつら』以来となるアニメシリーズ『ぶらどらぶ』(21)で原作・シリーズ構成・総監督を手掛ける。本人役で出演した実写恋愛映画『花束みたいな恋をした』(21)も話題を呼んだ。2023年には第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門審査員長に就任。

【著者紹介】
押井守 : 1951年生まれ、東京都出身。大学卒業後、ラジオ番組制作会社勤務などを経て、1977年、竜の子プロダクション入社。1979年、スタジオぴえろに移籍。『うる星やつらオンリー・ユー』(83)で劇場監督ビュー。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)を機にフリーに転身。2016年、アニー賞ウィンザー・マッケイ賞を受賞。2023年には第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門審査員長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    『押井守の映画50年50本』の続編であり、映画の続編をテーマに語る『映画の正体 続編の法則』。編集者曰く「二匹目のドジョウを題材にして二匹目のドジョウを狙っていく」。これがやたらと面白い。押井が敬愛するリドリー・スコットをはじめ、キャメロン、スピルバーグ、デル・トロ等々、監督別に続編の意味を考察する。当然、監督によりパート2の捉え方は様々であり、だからこそいろんなパターンの続編スタイルが垣間見れ、そこから監督の資質、さらには観客も含めた映画自体の正体が(つづく)

  • こうすけ さん

    とても読みごたえがあった『押井守50年50本』の続編。これだけユニバース化が進んだ今の映画界で、続編という切り口で映画を語るのは必然か。うる星やつら、パトレイバー、イノセンス、と続編で名作を残してきた押井守だからこそ語れる監督論・プロデューサー論。映画監督とはどのような仕事なのか、作品選びの重要性や映画会社との関係性など、あまり知られていない側面が見えてくる。また、この本のシリーズを通して、押井守の幻の映画化企画がどんどん明らかになってほしい。リュック・ベッソンからオファーがあったなんて、夢がある…。

  • kei-zu さん

    映画業界を舞台としたマンガ「映画大好きポンポさん」で、「パート2映画は、最初から商品だ」という台詞がありました。本書は、続編映画から「映画の正体」を探ろうという試み。 押井監督が「自分は続編映画を数多く作ってきた」という発言には、なるほど。「ビューティフル・ドリーマー」を初鑑賞した時の衝撃は忘れません。 キャメロンが大量のエイリアンを相手に「戦争」を描写したのに対し、リドリー・スコットはエイリアン自体に興味なかっただろうと、「プロメテウス」を踏まえて行う分析などが楽しい。

  • 本の蟲 さん

    本作自体『押井守の映画50年50本』という映画評本の続編にあたるが、前作未読でも全く問題ない。学生時代を最後にろくに映画を観ていないが、有名監督のテーマや作風、人となり。出てくる例は超有名作品ばかりで、べらぼうにおもしろかった。なぜ続編が作られるのか? 観客はリスクを避けて満足したい。プロデューサーは手堅く成功し、あわよくばシリーズ化したい。監督はやり残したことに挑戦したい。3つの視点から映画の本質に迫り、そこに予算や観客動員予測、兼業も多いプロデューサー・監督のバランスや、優先順位も加わってくる(続@

  • 山口透析鉄 さん

    市の図書館で見かけて借りた本、ちょっと時間がかかりましたが、大半を本日12/10に読みました。 押井守氏の映画論という感じで、見ている作品とそうでないものが色々あり、氏の考え方がよく分かりますね。やはり普通に頭脳明晰な方ですので、参考になるというか。 個人的には巻末近く、宮崎駿監督について語っている章がベストだったでしょうか。お互い能力もあって手の内もよく知っている間柄でしょうから、割と遠慮がありませんでしたしね。 巻末にちゃんと索引が付いているのもポイント高かったです。 他の本も読みたいですね。

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人物・団体紹介

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押井守

映画監督。1951年生まれ。東京都出身。1977年、竜の子プロダクションに入社。スタジオぴえろを経てフリーに。おもな監督作品に『うる星やつら オンリー・ユー』(83)、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)、『機動警察パトレイバー the Movie』(89)、『機動警察パトレイバー

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