七つの棺 密室殺人が多すぎる 創元推理文庫

折原一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488409012
ISBN 10 : 4488409016
フォーマット
出版社
発行年月
1992年11月
日本
追加情報
:
15cm,438p

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読書メーターレビュー

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  • 夢追人009 さん

    折原一さんのデビュー作「五つの棺」に雑誌掲載作2編を加えた文庫本ですね。本書では題名が短くなり、それぞれの元ネタの作者に捧ぐと書かれていたのが割愛されていまして、あとがきに熱烈なカーのファンから厳しいお叱りの言葉を頂きましたのでと書かれており、今や堂々たる地位を築かれている著者も新人時代はご苦労されたのだなと誠にお気の毒に思いますね。まあ昔のミステリーファンは今より厳しかったのですね。今回は順番も変更され、著者は処女作の出来栄えを強く卑下されていますが、私は不器用さや未完成な面白さが逆に良いと思いますね。

  • nobby さん

    「た、大変です」と事件を呼ぶ竹内刑事と「ウヒョッ」と密室に反応する黒星警部。この2人を中心に迷推理が差置かれて事件が解決(笑)分かりやすく描かれた密室7つ。解説で語られている元ネタをほぼ知らなくても楽しめた。その中では『ディクソン・カーを読んだ男たち』に唸らされる。処女作という『天外消失事件』の空中で犯人が消えるのもいい!最後に一捻りあるのは流石の折原作品。

  • 雪紫 さん

    「うるさい、密室のないミステリなんて、クリームのないコーヒーみたいなもんだ」(他に引用されてたね・・・)「有栖川有栖の密室大図鑑」紹介本。棺が3つ、5つ、7つ。様々な密室とパロディに寄せた何処かコミカルな密室殺人集。黒星警部がピエロ過ぎて泣けてくる(でも「孔雀の羽根」未読だけど・・・それを利用したトリックなの?)。パロ的では「ディクスン・カー」(過去に「五つの箱」再現!?)「懐かしい」。本格的には「脇本陣」「天外消失」が面白かった。いやー、実際に巻き込まれたらたまったもんじゃないけど、こういうノリ大好き。

  • aquamarine さん

    密室の大好きな黒星警部が七つの密室に挑戦。ところがなかなか綺麗にスパッと解決には至りません。特徴ある残念なキャラが楽しいです。7つの短編ほとんどが有名作をパロディ化したりパスティーシュされていて、元作品を思い出しながら比べて読む楽しさもありました。トリック自体は短編なのでそれほど凝ったものではありませんがラストに想像以上を一発持ってくる折原一らしさは健在です。好みは「ディクソン・カーを読んだ男たち」。「脇本陣殺人事件」は特にパロディとしてもとてもよくできています。軽めですがこんな折原一作品もいいですね。

  • ピッポ さん

    7編全てが密室殺人、黒星警部と竹内刑事のおバカコンビの活躍も楽しいユーモアあふれる短編集。いずれも所謂直球の密室ではなく、どこか肩透かしを食ったように感じる、パロディな内容です。いずれの作品も元ネタがあり、思わずニヤっとさせられます。中でも「脇本陣殺人事件」「ディクスン・カーを読んだ男たち」が面白かった。

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人物・団体紹介

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折原一

埼玉県生まれ。早稲田大学文学部卒。1988年、『五つの棺』(のちに『七つの棺』として文庫化)でデビュー。同年、『倒錯のロンド』で江戸川乱歩賞候補に。’95年、『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。2018年、『異人たちの館』が本屋大賞発掘部門の「超発掘本!」に選ばれる(本データ

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