新宿生まれ新宿育ちの純ちゃん（←カリスマ）素敵過ぎです。全体的にヤバ過ぎ！Ｍ２のオペラ唱法な病気ソングは特に危険で奇怪で最高！

インディーズ盤にしておくにはもったいない１枚ではあるが、完璧すぎて物足りなくも感じた。しかし、２曲目「オープン・ダ・ドー」では、新しい純ちゃんを発見することが出来ておおむね満足。

「地下アイドル」という言葉をはじめて聞いた時、てっきりこのアルバムみたいな感じのことを表現している人達の事かと思ってしまった。暴力的にキュートな、女優戸川純炸裂の一枚。時代の波に埋もれそうになっても、その都度どこかの誰かに発見されて、きっと永遠に聴き継がれていくであろう名盤。

うつむいて、はにかんで、たくらんで、夢見ては諦めて、いつも愚直なほど健気。箱入り娘のような、捨て子のような、ただただ歌うことが好きな少女のような、そのすべてが詰まった名盤。シティーポップの次は、この極東の歌声が、もっともっと世界を駆け巡って欲しい。

'85年発表｡ﾗｲﾌﾞ盤でﾌﾟﾛﾛｰｸﾞ曲を提供した､山海塾の音楽監督で当時ﾋﾟｯｷｰ･ﾋﾟｸﾆｯｸなどを手掛けていた吉川洋一郎と､戸川純､飯尾芳史の編成による第3のﾕﾆｯﾄ｡吉川洋一郎､比賀江隆男の新曲というｿﾛ路線と､小学唱歌のｶﾊﾞｰというｹﾞﾙﾆｶ路線を折衷したような内容で､飯尾芳史が正式にﾒﾝﾊﾞｰになった縁でか､｢眼球綺譚｣など数曲で高橋幸宏がﾄﾞﾗﾑを叩いている｡細野晴臣がｹﾞﾙﾆｶに刺激されて書いた､｢青い山脈｣風の青春歌謡｢夢見る約束｣をお返しにｶﾊﾞｰしたのが話題になった｡吉川洋一郎作の｢極東花嫁｣のｽﾊﾟｲ･ﾐｭｰｼﾞｯｸ路線は､その後正式にﾔﾌﾟｰｽﾞに招かれて書いた｢ﾊﾞｰﾊﾞﾗ･ｾｸｻﾛｲﾄﾞ｣の萌芽的ｻｳﾝﾄﾞ｡

ベストアルバムですが、ほとんどのトラックはリミックスされていますので、アルバムバージョンと聴き比べると違いがあります。戸川ワールド入門さんにはとりあえずお勧めでしょう。

特に聴き入ったのはT-2です。「プシガンガ」って何？今聴いても斬新ですね。それとT-6「玉姫様」ってシングルカットされていないのですね。それなのに当時はバカ売れしていました。

「玉姫様」ﾃﾞﾋﾞｭｰ以前のドラマからのマニアです。なかなかの選曲ですが、どうせならCD-Yのドラマ入っていたら、尚、可ですね。純ちゃん独特の恋愛がわかりますから。

ﾈｯﾄｻｰﾌｨﾝ中に戸川純の音源に触れ、衝撃を受けました・・・！まだまだ自分の知らない世界があったんだなって。こんなカッコイイ突き抜けたｱｰﾃｨｽﾄは他にいない!!!

自分がはじめて戸川純の歌声を聞いたのは85年のつくば万博のダイエーパビリオンで流されていた曲だったのですが・・・それ入ってたらいいなー