黄昏の百合の骨 講談社文庫

恩田陸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062756945
ISBN 10 : 4062756943
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
追加情報
:
15cm,405p

内容詳細

強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母二人。因縁に満ちた屋敷で何があったのか。「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。将来への焦りを感じながら理瀬は―。

【著者紹介】
恩田陸 : 1964年宮城県生まれ。第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった『六番目の小夜子』で’92年にデビュー。’05年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞と第2回本屋大賞、’06年『ユージニア』で日本推理作家協会長篇および連作短篇集賞を受賞。ミステリー、ホラー、SF、ファンタジーなど、あらゆるジャンルで活躍し、物語の圧倒的な魅力を読む者に与えてくれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さてさて さん

    「麦の海に沈む果実」の続編となるこの作品。「麦の…」で主人公・理瀬に感情移入していた読者は、その最後で放り出され、そしてこの作品でトドメを刺されます。『しょせん、あたしは善人にはなれないのだ』という理瀬のどこまでもダークなヒロイン像の片鱗をそこかしこに感じさせるこの作品。一体誰が味方で誰が敵なのか。誰がこっち側で誰がそっち側の人間なのか。血生臭い闇がずっと見え隠れするなんとも言えない世界観。最後の最後までどんでん返しに継ぐどんでん返しは一つの予感を残しながら幕を下ろすという恩田陸さんどっぷりな作品でした。

  • SJW さん

    百合の香りに包まれた洋館に来た高校生の理瀬は叔母二人と住むことになった。魔女の館と呼ばれているその理由を探るうちに周りで毒殺や失踪などが起こっていくミステリー。「麦の海に沈む果実」に出てくる理瀬が学園を去ってからの物語だが、「麦の海」よりファンタジーの要素は少なく、より現実的なサスペンスで、最後のどんでん返しは予想できなかった。

  • ムッネニーク さん

    71冊目『黄昏の百合の骨』(恩田陸 著、2007年4月、講談社) 謎の女子高生・水野理瀬の活躍を描く、通称「理瀬シリーズ」に連なる一冊。『麦の海に沈む果実』のその後が描かれており、16歳になった理瀬が「魔女の家」と呼ばれる屋敷の謎に迫る。 どことなく『三月は深き紅の淵を』の第三章に似た手触りを持った作品。 全編を通して醸し出される不穏な空気感は素晴らしいのだが、キャラクターの設定が少々幼稚。終盤の展開は突飛すぎて、正直肩透かしを喰らった。 「夜の底に百合の香りが漂っている。」

  • ちょろこ さん

    理瀬シリーズの一冊。百合の匂いに包まれた洋館は魔女の家?この洋館で転落死した祖母の遺言の謎、噂、毒殺や失踪など、高校生の理瀬を取り巻く百合の強烈な香りと不穏な空気。このどこか幻想的な現実と非現実が溶け合うような世界観に今回も魅了された。良いなぁ、このグレーのヴェールがかかったようなすっきり霧が晴れないような世界観。存分に味わいながら導かれた終盤は驚愕の秘密を抱えた洋館の正体といいラストのラストまで目が離せない展開だった。理瀬が急に大人の階段を登り始めた気もしたな。今回はちょっと淋しさも感じつつ読了。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    三月その4。理瀬のお話。独特の雰囲気が漂いながら最後の急展開がイイ感じ。

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恩田陸

1964年、宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞、07年『中庭の出来事』で山本周五郎賞、17年『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と二度目の本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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