ドミノin上海 角川文庫

恩田陸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041133200
ISBN 10 : 4041133203
フォーマット
出版社
発行年月
2023年02月
日本
追加情報
:
588p;15

内容詳細

「『蝙蝠』が上海に入った」。豫園からほど近い繁華街の骨董品店に緊張が走った。窃盗されたお宝が闇のルートで輸入されたのだ。虎視眈々と狙う店主だが、なぜか問題の品は、人気急騰中のホテルの厨房に流れ着いていた…。かつて東京駅で数奇な運命を共にした面々に、一癖も二癖もある人物たち、さらには動物園脱出を目論むパンダも加わって、再び運命のドミノが倒れ始める!予測不可能、爆笑必至のパニックコメディの金字塔!!

【著者紹介】
恩田陸 : 1964年、宮城県生まれ。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞を受賞。06年、『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)。07年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞。17年、『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mae.dat さん

    『ドミノ』から5年後の勿論上海が舞台。前作を知らなくても問題無く読めそうですが、設定を引き継いでいるエピソードもあるので、読んでおいた方がより良さそう。そもそもの水先案内人である「ご挨拶」を見るだけでもね。見比べ推奨。今回の主要登場人物は28名。うち10名が引き続いてのご登場となっているのよ。結婚されている方が居て、ジョブチェンジしている方がいて。相変わらずのドタバタコメディですが、前作と違って一節が長くてね。細切れの方がドミノ感(謎)があった様に思いますが、心境の変化か何かかしら。ラス前は加速するけど。

  • タツ フカガワ さん

    前作から5年後という設定の続編は中国上海が舞台。その地でホラー映画監督クレイヴンのペット、イグアナのダリオが非業の死を遂げるところから始まるドタバタ・コメディ。25人と3匹の動物(うち1匹は霊魂)が繰り広げる騒動に今回も大笑いでした。前作同様、特定の主人公が活躍するという内容ではないのですが、本作では凶暴パンダ厳厳(ガンガン)とダリオにいちばん笑った。電車内読書では要注意です。

  • yoshida さん

    東京駅を舞台とした前作「ドミノ」。舞台を上海に移した続編。密輸された「玉」を巡り、再びドタバタしたエンタメ劇が展開される。上海の様々な場所にいる人々。そして一頭のパンダ。様々な偶然が重なり彼等は高級ホテル「青龍飯店」へ引き寄せられる。バタバタした展開から訪れる奇跡の収束。一定の面白さはある。だが、どうしても偉大な前作と比較してしまう。風呂敷を広げすぎたかもしれず、やや冗長な感は否めず。前作の登場人物と、新たな登場人物もおり、どうしても頁数は長くなってしまうのだろう。読了まで日数は必要かな。楽しめました。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    前作『ドミノ』はいわば「合縁奇縁・阿鼻叫喚・一気呵成・右往左往・紆余曲折・各人各様・奇想天外・急転直下・狂瀾怒涛・元気溌剌・才気煥発・多士済々・多事多難・波瀾万丈・抱腹絶倒」的小説であった。そして今作『ドミノin上海』はそれに加えて「気宇壮大・日中友好・奇々怪々・咄咄怪事・狂瀾怒濤・形勢一変・連鎖反応・予測不能・邂逅相遇・天佑神助・三界流転」的小説であると言っておこう。これを読んでも何のことだかわからないだろうが、そんな小説なのだから仕方がない。これほど楽しい小説もめずらしい。恩田氏の希有な才能に脱帽。

  • H!deking さん

    前作が面白かったので待ちに待った文庫化。今回も楽しませて頂きました。あとがきで長期間連載されていたのを知ったけど、一気読みしても、あれ?これ誰だっけ?ってなったので、連載読んでた人はモヤモヤしそうですね笑 映画化したら面白そう!

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恩田陸

1964年、宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞、07年『中庭の出来事』で山本周五郎賞、17年『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と二度目の本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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