小栗上野介(主戦派)VS勝海舟(恭順派)幕府サイドから見た幕末

島添芳実

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784866590479
ISBN 10 : 4866590475
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
302p;15

内容詳細

本書は、薩長側から見た幕末・明治維新関連小説が多いなか、小栗上野介と勝海舟という二人の幕臣が繰り広げる確執を追いながら徳川幕府側から歴史の真実に迫ろうとする画期的な長編小説である。

【著者紹介】
島添芳実 : 昭和30年(1955)、福岡県に生まれる。九州大学法学部卒業後、三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)に入社。平成17年〜19年、親和銀行(長崎県佐世保市)に業務出向。その後、東京都区内でサラリーマン生活を継続中。社会保険労務士、宅地建物取引士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じょるじ さん

    小栗の最期があまりにも呆気ない。著者の意図は?しかし、小栗と勝の「国民」の対比が面白かった。あとがきにある犬養毅の文章には感動した。あの時代に、あの認識は凄いと思う。

  • だまし売りNo さん

    小栗の業績の一つが横須賀造船所である。造船所建造に対して、勝海舟が海軍500年説の立場から反対したエピソードは有名である。勝は以下のように主張した。軍艦は数年で建造できるとしても、海軍を運用する人材育成には時間がかかる。英国でも300年要しており、日本では500年かかる。それ故に人材育成を優先すべきと。 その後、尊皇攘夷派と気脈を通じていると見なされた勝は失脚し、小栗の提言が採用されて横須賀造船所は建設に着手した。幕府の瓦解後は明治新政府に引き継がれ、帝国海軍の重要施設となった。

  • ykp さん

    冒頭の御前会議で小栗と勝の決定的な意見の相違、小栗の失脚を描いてからは、時系列に、おそらく史実に忠実に描かれている。小説でありながら、分かりやすい日本史の教科書のような良書。途中、自分が御前会議からどれくらい前の時期にいるかが分からなくなり、巻末の年表を見てしまったが最後、小栗の衝撃の末路を知った。(年表見なければよかった…。)勝と小栗の主張は真っ向から対立したが、両人ともに、進取の精神を持ち、自身の栄誉・保身は眼中になく、何よりも日本の国家としての進歩を願っていた。最後の司馬遼太郎の言葉が刺さる。

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