能・狂言 説経節 曾根崎心中 女殺油地獄 菅原伝授手習鑑 義経千本桜 仮名手本忠臣蔵 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集

岡田利規

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309728803
ISBN 10 : 4309728804
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
842p;20

内容詳細

旅僧が海人の亡霊に会う夢幻能「松風」(世阿弥作)、お使いの途中に太郎冠者が脱線していく「木六駄」など能・狂言六篇。出家した刈萱道心と妻子の旅路を描く「かるかや」。遊女お初と手代徳兵衛の悲恋を綴った「曾根崎心中」と、油店の女房殺しをモダンに描いた「女殺油地獄」の近松二作。菅原道真と藤原時平の対立から、書道の奥義伝授や三つ子の忠義を叙情豊かに綴る「菅原伝授手習鑑」、義経弁慶の逃避行と平維盛、知盛らの壮大な復讐劇「義経千本桜」、赤穂四十七士の仇討ちを『太平記』の世界に移し替えた「仮名手本忠臣蔵」の浄瑠璃三大名作。すべて新訳・全訳を収録。

目次 : 能・狂言(岡田利規訳)/ 説経節(伊藤比呂美訳)/ 曾根崎心中(いとうせいこう訳)/ 女殺油地獄(桜庭一樹訳)/ 菅原伝授手習鑑(三浦しをん訳)/ 義経千本桜(いしいしんじ訳)/ 仮名手本忠臣蔵(松井今朝子訳)

【著者紹介】
岡田利規 : 1973年生まれ。劇作家・小説家。97年、チェルフィッチュを結成。05年に『三月の5日間』で岸田戯曲賞受賞。07年に小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を発表し、大江健三郎賞受賞

伊藤比呂美 : 1955年東京生まれ。詩人・作家。『ラニーニャ』で野間文芸新人賞を受賞。2006年詩集『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年紫式部文学賞を受賞

いとうせいこう : 1961年生まれ。作家・クリエイター。88年『ノーライフキング』でデビュー。99年『ボタニカル・ライフ』で講談社エッセイ賞、2013年『想像ラジオ』で野間文芸新人賞受賞

桜庭一樹 : 作家。1999年デビュー。2003年開始の“GOSICK”シリーズや、04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価される。07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞受賞

三浦しをん : 1976年東京生まれ。作家。2000年『格闘する者に○』でデビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、12年『舟を編む』で本屋大賞、15年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞受賞

いしいしんじ : 1966年大阪生まれ。作家。03年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞受賞

松井今朝子 : 1953年京都生まれ。作家。松竹株式会社で歌舞伎の企画・制作に携わる。97年『東洲しゃらくさし』でデビュー。同年『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、2007年『吉原手引草』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    この巻には、おもに人に見せるための作品が収められています。しかも現代訳でかなり興味を持って読みました。能・狂言は岡田利規で、訳していると現代音楽(例えば卒塔婆小町だと中島みゆきとか)が頭に浮かぶと言っています。また伊藤比呂美さんの説教節は読んでいてかなり気持ちがよくなります。曾根崎心中がいとうせいこう、女殺油地獄が桜庭一樹、菅原伝授手習鑑が三浦しおん、義経千本桜がいしいしんじ、仮名手本忠臣蔵が松井今朝子で豪華な顔ぶれです。まるっきり原作とは異なる作品としても面白いと感じました。

  • starbro さん

    池澤夏樹=個人編集 日本文学全集全30巻完読チャレンジ第ニ十ニ弾です。本全集の最長頁巻(読書メーター上では640Pですが、実際は842Pです。)ではないでしょうか?タイトルは知っていても、ほんど読んだことがない能・狂言・浄瑠璃の世界、貴重な経験です。原文を読んでいないので正確にはわかりませんが、オーソドックスで読み易い現代語訳です。能・狂言はやっぱり舞台が好い(特に幽玄な薪能)ですが、浄瑠璃の作品を堪能しました。オススメは三浦しをん訳の「菅原伝授手習鑑」、いしい しんじ訳の「義経千本桜」です。

  • 情報の削除希望 さん

    『舞台・芸能の名作を新訳・全訳で。』この文言に惹かれ手に取りました。お恥ずかしい話ですが、お能や、狂言を全く観たことがありません。理解できるとも考えられませんでした。それでも有名どころを押さえておきたい…という欲。申し分無く満たしてくれました。時々散見する現代言葉の妙にクスリと笑いながらも思いのほか、引き込まれました。どれもこれも内容的はどこかで聞いたことがあるようなお話💦だけど、じっくり読むと確かに心にしみてくる。やっぱり名作は名作なんだと改めて感じます。→

  • Nyah さん

    感想会のため曽根崎心中のみ読了。別訳でも同じく曽根崎心中のみ読了したが、比較していとうせいこうさんの訳が素晴らしいと感じる。流れるような文章で勢いが良い。きっと近松門左衛門はこんな感じで読み本書いてたんだろうなと思う。/曽根崎心中についての感想は角川ソフィア版にて書く予定。

  • なお さん

    能・狂言・文楽や歌舞伎で人気の演目が、現在活躍している作家の手で普段着の現代語に訳され楽しめる。特に能の『松風』『卒塔婆小町』『邯鄲』は正に簡単な言葉使いで書かれ、現代劇かと思う程分かり易くて驚いた。狂言の『木六駄』等も分かり易いのは勿論、ストーリーが面白い。いとうせいこう訳の『曽根崎心中』に美しく悲しい道行を思いだし、三浦しをん訳の『菅原伝授手習鑑』で全ての段が繋がり物語の全体像がはっきりした。この巻は観劇前の予習の一助となるが、それだけで文芸作品として完成されていると池澤夏樹さんは解説で書いている。

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人物・団体紹介

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岡田利規

1973年生まれ、神奈川県出身。演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。2005年、『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。以後、チェルフィッチュでは世界90都市以上で作品を上演。2016年から欧州の劇場レパートリー作品の作・演出を継続的に手がけ、『THE VACUUM CLEANER』(2

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