父子船 仕立屋お竜 4 文春文庫

岡本さとる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167920791
ISBN 10 : 4167920794
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
追加情報
:
304p;16

内容詳細

お竜の相棒・勝之助の許を訪ねてきたお浪。小さな男の子を連れたお浪は、勝之助に「この子の父親」であることを告げる。驚きつつもわが子との出会いに喜ぶ勝之助だが、その背景にはお浪の哀しい物語があった。二人の再会の真相を知ったお竜は、お浪の悪の縁を断つべく勝之助と立ち上がる。痛快×ジーンと胸打つ傑作時代小説。

【著者紹介】
岡本さとる : 1961年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹株式会社に入社。同社の90周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。86年、南座「新必殺仕事人 女因幡小僧」で脚本家デビュー。その後、劇場勤務、演劇製作の傍ら脚本を執筆する。92年松竹を退社。フリーとなり「水戸黄門」「必殺仕事人」「雲霧仁左衛門」などのテレビ時代劇の脚本、商業演劇、伝統芸能、音楽劇等多くの舞台の脚本・演出を手がける。2010年『取次屋栄三』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    シリーズの第4弾!勝之助が絡む父子の話と、タイトルにもなっている父子の話は『地獄への案内人』元締・文左衛門が贔屓にしている船頭の話だ。「人を幸せにすることが、何よりの幸せではないかー。」そうだね、そういう幸せってたしかにあるよね。別れてもこうして引き合う縁がある。頭の中で活き活きと皆が動いて一気に大団円。もう次を早く読みたい。

  • タイ子 さん

    今作は父と息子の物語。ひとつ目はお竜の相棒である井出勝之助の前に昔訳ありの女性と小さな男の子。あなたの息子ですと言われて、覚えのある勝之助は何やら嬉しい。かつての勝之助の生き様を描きながら、真実が見えてくるあたり悪党が登場。悪いヤツはとことん悪く描かないと成敗された時のスカッとさが違いますからね。二つ目はかつて契りを交わした女性と船頭。一緒になるかと思いきや女が裏切りあっさり違う男に。そして、1人の若者が生き方を彷徨っている、その若者こそ船頭の息子。そこに付け入る悪党ども。地獄への案内人の腕が冴える。

  • 真理そら さん

    お竜さんと勝之助はそれぞれ女として男として魅力的なのに好みのタイプと違うため二人の間に情感が漂わないのがこのシリーズの魅力かもしれないなあと思う。突然登場した昔の女・お浪と息子に動揺したり喜んだりする勝之助、けれどお浪には辛い事情があって…ということで今回もお竜さんと勝之助のチームワークはぴったり。表題作も父と息子の物語だけれど息子のまっすぐさがまぶしい。

  • デジ姫 さん

    終わってしまった・・こういうスカッとするような時代物をドラマで見たいな・・

  • すみっちょ さん

    勝太郎も房太郎も苦労はしたけど、これからはそれぞれ幸せに暮らしていけそうでよかったです。親のどちらか一方でも子どものことを大事に思っていれば、子どもは親の愛情をたくさん感じられるんだろうなと思いました。このシリーズの好きなところは、途中どんなピンチがあってもお竜と勝之助なら絶対大丈夫だと思える安心感。時代物なので女が泣かされることも多く悲しい気持ちにもなりますが、二人の温かさに救われてます。

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人物・団体紹介

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岡本さとる

1961年大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九〇周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に『浪華騒擾記』が入選。以後、演劇制作や舞台の脚本、『水戸黄門』等のテレビ脚本を数多く手掛けた。2010年、『取次屋栄三』(祥伝社文庫)でデビュー以来、二〇巻の大人気シリーズとなる(本データはこの書籍が刊行

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