これでいいのか宮城県 仙台以外ピンとこない宮城の実態 地域批評シリーズ

岡島慎二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784896378511
ISBN 10 : 4896378512
フォーマット
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
318p;15

内容詳細

宮城県はおよそ東北らしくない県である。宮城県民は流行に敏感、個人主義でプライドも高く華やかだ。こうした同じ東北人にしてあからさまな気質の違いには、歴史と仙台の存在が強く関係している。かつて伊達藩では華やかな気風が領内に行き渡っていた。農民にも比較的自由が与えられ、それが人々の独立心や気位の高さを育んだ。そして明治以降、仙台は東北の中心都市となり、宮城は東北6県で格上の存在と見られるようになった。そのため、宮城における仙台の存在感は圧倒的だ。県内は仙台とその他で二極化され、優遇されるのはいつも仙台。ただそんな過剰な一極集中により、県内の地域格差は確実に広がっている。本書は宮城県内の不公平感にスポットを当て、仙台市以下、仙北、仙南、そして復興続く三陸のさまざまな問題点を取り上げ、伊達イズムが根付く宮城県の本質を暴き出す!

目次 : 第1章 宮城県ってどんなトコ?/ 第2章 伊達政宗だけじゃない宮城県の歴史/ 第3章 東北一を自負する宮城県の実態/ 第4章 さらなる飛躍を狙う一強都市・仙台/ 第5章 仙台周辺の自治体は仙台の属国扱いなのか?/ 第6章 目先の利益を優先させる仙北地域/ 第7章 希望と落胆が入り混じる三陸地域/ 第8章 群雄割拠でパワーバランスもおかしい仙南地域/ 第9章 宮城が東北の真の盟主になるために

【著者紹介】
岡島慎二 : 1968年生まれ。茨城県出身。ギャンブル系から学術系まで何でもこなす雑食ライター兼編集者

鈴木ユータ : 1982年生まれ。千葉県出身。全国各地を駆け巡る実地取材系フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 読書行きの電車に乗ろう さん

    今年はまだ全然本を読んでいなくて、これが今年初めて完読した本。 僕が住んでた利府町については、地域内での人と人との繋がりがより重要にという指摘は的を射ていると思った。良い町なんだけど新興住宅地のほうはちょっとドライなんですよね…。 仙台一極集中の宮城だけど、仙台だって万能じゃない。仙台圏以外の町がもっと力をつけて、より強い地域として仙台を支えたり対抗したりする必要があると思う。

  • cocolate さん

    仙台市と宮城県のなにがどうなのか。まずは宮城県を俯瞰してみることができた気がする。宮城県人気質のようなものがなるほどあるのか。2019年から2022年までの最新の変化も気になるので、最新板を期待してみたい。

  • masa さん

    宮城県のお勉強に読んだ本。 仙台には普段馴染みがあるが、 他地域は全く知らなかったので、 とても参考になった。 例えば、震災の被災地として海岸沿いは 一括にしていたが、 復興スピードが早い女川や、 活気のある南三陸に比べて、 気仙沼や石巻はうまくいっていない、など。 仙南、仙北地域も普段行かないので、 それぞれの市町村ごとに、 課題があるなと。 現状、仙台の一極集中で、 仙台とうまく付き合えるかが、 各市町村の繁栄に繋がっている。 ただ、宮城県で考えると、 仙台に依存しない市町村がでてきてほしい。

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