ゴリラが胸をたたくわけ たくさんのふしぎ傑作集

山極寿一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834081879
ISBN 10 : 4834081877
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
39p;26

内容詳細

100年ほど前、ゴリラがヨーロッパ人に発見されたころ、ゴリラが胸をたたく「ドラミング」は、戦いの宣言で、ゴリラは突進してきて相手をずたずたに引き裂いてしまう、恐ろしい野獣だと思われていました。この凶暴なゴリラのイメージを元にして「キングコング」という映画までつくられました。おかげでゴリラは凶暴で、戦い好きな猛獣だと誰もが信じるようになり、多くのゴリラが殺されることなります。
ところがゴリラの研究者 山極寿一さんは、アフリカの森でのゴリラの観察をとおして、ゴリラは戦い好きなのではなく、むしろ戦いを避けるために胸をたたいているのではないかと思うようになりました。遊び上手で、よく笑い、仲間思いのゴリラ。ゴリラが平和な動物であることを、そのくらしの中から明らかにします。

【著者紹介】
山極寿一 : 1952年東京生まれ。京都大学理学部卒業、理学博士。(財)日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科教授を経て、現在京都大学総長

阿部知暁 : 1957年高知市生まれ。大阪芸術大学卒業。ゴリラに会いに、アフリカのジャングル、世界中の動物園を訪ねる旅を重ね、ゴリラばかり描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ☆よいこ さん

    アフリカのヒガシゴリラ(マウンテンゴリラ)の現地調査をしている著者が見た、ゴリラのドラミングの考察。体が大きく、動作もダイナミックなゴリラだか好戦的ではなく平和的だという。ニホンザルとの違いも大きい。ドラミングは脅しでも戦闘の合図でもなく、楽しい時の興奮の行動だという。ドラミングは自己主張。▽読み聞かせには長いかな。

  • モモ さん

    ニホンザルを研究していた山極さんが、もっと人間に近いゴリラをアフリカで研究された。ニホンザルは目を合わすと怒って攻撃してくるが、ゴリラはあいさつなどで目を合わす。ニホンザルは弱いサルは強いサルの前では食物に手を出さない(出せない?)が、ゴリラは食べ物を独占せず仲間と一緒に食べようとする。ゴリラはなんだか、とっても良いゴリラだ。ゴリラが楽しいと笑顔で笑うというのも興味深い。動物園に行ってゴリラを見つめてみたい。

  • ちえ さん

    元々日本ザルを研究していた作者がゴリラを研究するようになりサルとゴリラの違いに驚く様子やゴリラへの愛が伝わってくる。ゴリラは賢いなあー、それに平和主義なんだ。雄ゴリラは成長するとのどから胸の下に大きな袋が発達、息を吸ってその袋を膨らませ、こぶしではなくて掌を軽くすぼめてたたくと2キロ先まで音が届く。ゴリラの社会性、子どもゴリラたちの遊び好きなこと…知らなかったワクワクが沢山。表情豊かな絵もとても好き。

  • ツキノ さん

    2015年9月たくさんのふしぎ傑作集。『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』を読了後、この絵本の存在を知り読んだけれど、この一冊がゴリラの生態を知るのにぴったりだ。「ゴリラばかり描いている」という阿部知暁さんの絵もとてもいい。(E74)

  • たまきら さん

    ゴリラが大好きな我が家にはたまらない一冊です。おだやかで美しいこの素晴らしい類人猿が、これからもこの世界で反映できますように。

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人物・団体紹介

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山極寿一

1952年東京都生まれ。総合地球環境学研究所所長。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学。理学博士。専攻は人類学、霊長類学。(財)日本モンキーセンターを経て京都大学霊長類研究所助手、同大学院理学研究科助教授、教授を務め、第26代京都大学総長に就任。2021年より現職。屋久島でヤ

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