メタルカラーの時代 6 ロケットと深海艇の挑戦者 小学館文庫

山根一眞

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094021967
ISBN 10 : 4094021965
フォーマット
出版社
発行年月
2004年05月
日本
追加情報
:
16cm,349p

内容詳細

働くものの分類は長らくホワイトカラーとブルーカラーのふたつだけで、技術開発に情熱を注ぐモノ作りの主役を指す言葉がなかった。そこで著者、山根一真が創案したのが「メタルカラー」である。そのメタルカラーたちに迫った実録証言集。本書では、宇宙と深海という人類未踏のふたつのフロンティアに挑む男たちが登場。やさしい言葉で綴られた証言からは、日本の大型ロケットの開発に取り組んだ者たちの情熱がいかに大きいものだったかがわかる。また「自律型無人潜水機」を世界で最初に開発したのが日本だったことに驚く。本書は、日本人の誇りを伝える歴史書でもある。

目次 : H‐2ロケットを宇宙へ射つ「指揮官」の誇り―宇宙開発事業団/ H‐2ロケット純国産「エンジン」開発の熱い道―三菱重工業/ H‐2ロケットの命「ターボポンプ」の超絶開発―石川島播磨重工業/ H‐2ロケット「先端部品」の知られざる大設計―川崎重工業/ H‐2打ち上げの名脇役「固体ロケット・ブースター」―日産自動車/石川島播磨重工業/ H‐2ロケットに搭載「慣性航法装置」の極精密―日本航空電子工業/ H‐2ロケットの成功を支えた「射台」と「燃料」―川崎重工業/ H‐2ロケットの新展開「脱・純国産」への自信―宇宙開発事業団/ 世界初の無人ランデブーを目指した「七夕の衛星」―宇宙開発事業団/ わがまま「おりひめ・ひこぼし」に奮闘した夏―三菱電機/ 宇宙工事現場を支える「ロボットアーム」開発秘話―東芝/ 壮大な夢「国際宇宙ステーション」日本の役割―宇宙開発事業団/ 陶芸家が挑む日本版宇宙船用「耐熱タイル」の開発―陶芸家/ 就航11年「しんかい6500」を実現させた空前技術―海洋化学技術センター/ 深海を自由に泳ぎ回る「無人潜水機」の開発―海洋化学技術センター/ 日本の深海技術で大発見「海底温泉のエイリアン」―海洋化学技術センター/ 指令破壊ロケットエンジンを「深海に発見した日」―海洋化学技術センター

【著者紹介】
山根一真著 : 1947年東京生まれ。独協大学ドイツ語学科卒。1998年「メタルカラーの時代」の業績に対し「東京クリエーション大賞」で大賞。2005年愛知万博愛知県プロデューサー、宇宙航空研究開発機構嘱託、日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    今回はロケット開発に携わった様々な企業の人々の証言集です。またしんかいを開発した技術についてもいくつかの話が掲載されています。これを読んでみて思うのは、目に見えなきところなどでの技術も非常に重要であることが見えてきます。いわゆる縁の下の力持ちですね。このようなところに視点を当てられた山根さんには頭が下がります。

  • 結城あすか さん

    H2A・6号機の打ち上げ失敗以来停滞している昨今の日本の宇宙開発だけど、この本で扱われているのは主にその前のH2が華々しくデビューを飾った頃の話にょ。今と違って景気の良い時代の話だから、これを読んでると将来の宇宙開発はイケイケドンドンの感じだけど、現状を思うと気が重くなるにょ。

  • キャベ さん

    技術者へのインタビュー集。 さすがに今読むと内容が古い。 宇宙ドッキング技術試験の話は、特にワクワクした。

  • 和彦有住 さん

    電子化済み

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人物・団体紹介

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山根一眞

ノンフィクション作家。1947年東京生まれ、獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒。宇宙航空研究開発機構(JAXA)客員、福井県文化顧問、理化学研究所相談役、日本生態系協会理事、3.11支援・大指復興アクション代表。獨協大学特任教授。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたも

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