母ではなくて、親になる 河出文庫

山崎ナオコーラ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309417370
ISBN 10 : 430941737X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
追加情報
:
304p;15

内容詳細

「自然分娩をしてこそ、母親?」「子どもは“自分の時間”を奪う?」「夫は妻のサポート役?」…37歳で第一子を産んだ人気作家が、“母”というイメージの重圧を捨てて、“親”になって、日々を眺めてみると!?妊活、健診、保育園落選など、赤ん坊が1歳になるまでの様々な驚きを綴り、大反響を呼んだ出産・子育てエッセイ。

目次 : 人に会うとはどういうことか/ 同じ経験をしていない人とも喋りたい/ 社会を信じる/ 妊娠生活は大したことなかった/ お産ではなく手術ということで/ 点数なんて失礼じゃないか/ 新生児/ 似ているところは探さない/ 一ヵ月の赤ん坊/ 眠り〔ほか〕

【著者紹介】
山崎ナオコーラ : 1978年、福岡県生まれ。2004年、会社員をしながら書いた『人のセックスを笑うな』で第41回文藝賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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同時期に出産したので気になっており購入し...

投稿日:2021/04/10 (土)

同時期に出産したので気になっており購入しました。収入は少なくとも精神的に安定した優しいご主人と子供との生活が書かれており、筆者の思いが感じられました。

ふな さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rokoroko さん

    男の人が母親をサポートするという事ではない両親の子育ての本。先日娘が体調崩したら娘の夫が弁当作り,ほいくえんの送り。芋ほりボランティアまでやってくれたと娘が言ってた「大事な会議があったのに悪いね」と娘が言うと『リモートで芋ほり中参加してた』だって。働き方も変化すれば、子育ても夫婦のありようも変化していく。著者のような考え方は当たり前になっているんだね。著者の話は面白いな

  • 桜もち 太郎 さん

    著者の子育てについて、夫婦のありかた、性差について、社会のあり方についての考え方が書かれている。納得できること、できないこと、全く分からないこと様々だが、本を読むにあたりそれは当然だ。本に書いてあることが全て正しいとは思わない。しかし様々な意見に触れることに意義があると思う。「困ったら助け合う、ということが成熟した社会だとしたら、助けてもらう側も堂々とした方がよい」障害、貧困など当たり前のことを当たり前に救えることが健全な社会だ。「おかしな性別イメージで苦しむ人が書きたい」と著者。これも奥深い問題だよね。

  • しまえ さん

    「母ではなくて、親になる」タイトルの意味がよくわからなかったが、読んで納得。ナオコーラさんの赤ん坊に対する愛情、夫に対する信頼、社会に対する思いがぎゅっと詰まったエッセイだ。言いたいことは力強く、ただし同時にこのエッセイを読むことで傷つく親、子がいないようにと、とても配慮された文章だった。人が生きやすくなる社会の実現はまだ途上だ。完成されることもないだろう。社会に届かなくてもいいから、ただ私のこのどこにも行き場のない思いを家で聞いてくれる人がいる。それだけで今は満足。私も母ではなくて親になりたいと思った。

  • リー・チャン さん

    ★★★★☆ 妊娠期の苦労や子育ての汚い部分、気持ちの乱れなどは一切描かれない。本当に苦労がなかったのか、ニュートラルな内容を描きたいがために意識的に排除したのかは分からないけれど、そのせいか「感動」「共感」は少なめ。それでも育児の楽しさや子どもへの愛情はしっかりと伝わってきて、ただただ子どもを「可愛い❤️」と猫可愛がりするのではなく、1つ1つの動作を観察しながら冷静に分析する様子も好感が持てた。

  • すーぱーじゅげむ さん

    こどもの日に。子育てエッセイとはいいながら、社会の話や仕事の話の割合も多かったです。ナオコーラ氏の人を食った言葉選びやセンスが大好きです。同じ言葉が続いているから話題がループしているのかな、と思ったら、接続詞や助動詞が少しだけ変わって違うところに着地したりします。ネットのことを「インターネット」から縮めないのがなんかいいなと思います(2017年の出版)。

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人物・団体紹介

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山崎ナオコーラ

作家。性別非公表。2004年にデビュー。目標は、「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。日常の社会派。趣味は育児(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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