はじめての明治史 東大駒場連続講義 ちくまプリマー新書

山口照臣

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480683380
ISBN 10 : 4480683380
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;18

内容詳細

「幕府はどうして倒れたのか?」「日露戦争はなぜ起きたのか?」など、近代史の謎に第一線の歴史家が挑み、学生の鋭い問いに答える。スリリングな講義の実況中継。

【著者紹介】
山口輝臣 : 1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    むむ、「はじめての」と冠してあるが、随分読むのに骨が折れましたが……。やはり東大で行われた講義だからなんですかね。ちくまプリマーを読む層としては、トップレベルの高校の文系志望者、または史学部を受験しようと考えている学生というところでしょうか。興味深い議論がなされています。

  • 樋口佳之 さん

    武士以外は国事に関心すら抱いていなかった江戸時代の様相が、日本人であるという意識をもって国のことに関心を持ち、その責任を負担するのを当然視する国民という存在へと変化したこと、そしてその要因として、学校や軍隊をはじめとする明治政府による新たな仕組みに加え、新聞・雑誌というニュー・メディアや自由民権運動をはじめとする在野の諸活動があったこと/うーん。第一講で語られている興味深い問題が、二講以後に出てこない。プリマー、知的好奇心持つ若者ターゲットなのでは。男性執筆者ばかりで政治史に偏りすぎでは。

  • niisun さん

    『平成論』に続いて『明治史』を読んでみました。やはり、維新を先導した元老や天皇の活躍が目立ち、この時代までは偉人達の歴史なんだよなぁ〜と改めて感じました。“幕府はどうして倒れた?”“武士は明治をどう生きた?”“日露戦争はどうして起きた?”あたりは、様々な歴史小説や歴史を扱う番組などで聞いた話も多かったですが、“内閣制度はなぜ導入された?”“華族とはいかなる人たち?”“明治はどう終わった?”などでは知らないことが多く、つくづく、今の日本の有り様が如何にしてなったかについて不勉強だなと、反省するばかりでした。

  • かんがく さん

    明治史の研究者による学生向けの連続講義。言葉遣いなどはわかりやすい一方で、高校の教科書から一歩踏み込み、討幕、士族、内閣、華族、日露戦争、明治の終わりの6テーマを解説。薩長VS幕府、日露協商VS日英同盟など単純化することの危険性がよくわかる。

  • 奏市 さん

    戦前は主権が天皇にあり、国民の権利は制限され…って、間違いだったと教えられた世代としては、うーんとわからなくなる。青年将校が天皇の名の下にクーデター起こし、軍国主義化した昭和と違い、御前会議でも侃侃諤諤の議論をした明治の藩閥政府に華族たち。国のことを一心に考え、自身を犠牲にする姿勢からは、生半可な民主主義よりよっぽどと思えてくる。海軍大臣が首相に、自分の案に反対なら刺殺してから通せ、その前に刺すがと言ったあたり、武士の時代からの連関性も感じる。益々ドナルド・キーン著、『明治天皇』を読むのが楽しみになる。

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