蔵を継ぐ 日本酒業界を牽引する5人の若き造り手たち 双葉文庫

山内聖子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575714883
ISBN 10 : 4575714887
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
234p;15

内容詳細

親が作った借金、売れ残った日本酒―。負の遺産を抱えながらも家業の酒蔵を継ぐことを決意した5人の若者たち。彼らは熱い情熱とひたむきな努力で、入手困難ともいわれる大人気銘柄を作り上げ、日本酒業界を牽引する存在へと駆け上がった。蔵の経営と酒造り、その両方を差配する後継者としての奮闘、そして彼らが見据える「日本酒の未来」に同世代の著者が迫った渾身のドキュメント。

目次 : 第1章 100人いたら100人が「美味い!」という酒を造る(冩樂 宮泉銘醸(株) 宮森義弘)/ 第2章 長く培ってきた『廣戸川』という銘柄を次の世代へ(廣戸川 松崎酒造(株) 松崎祐行)/ 第3章 親や従業員を「否定する」ことから始めた酒蔵経営(白隠正宗 高嶋酒造(株) 高嶋一孝)/ 第4章 杜氏との衝突。父の死。一人の作り手として認められるために(十六代九郎右衛門 (株)湯川酒造店 湯川尚子)/ 第5章 ソムリエからの転身。そして試行錯誤の末に見つけた「本質的な酒造り」(仙禽 (株)せんきん 薄井一樹)

【著者紹介】
山内聖子 : 呑む文筆家・〓酒師。1980年、岩手県盛岡市生まれ。公私ともに18年以上、日本酒を飲み続け、全国の酒蔵や酒場を取材し、「dancyu」や「散歩の達人」など数々の媒体で執筆中。日本酒セミナーの講師としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • エトランジェ さん

    親の代が作った負債、僕らはバブル処理班、どこも同じなんだなと。白隠正宗の社長がコロナ禍で酒が売れなくなった分、熟成期間にあてようと考えた話を読んで笑った。そう。そういったポジティブな発想の転換が大事ね。

  • へへろ〜本舗 さん

    2015年刊行の本書を文庫化し、五年後の2020年の状況も追記。自分の求める酒を追求する過程においてアル添酒を造っていた父親を否定する人、やる気のない杜氏たちと対立する人、蔵と一緒に借金も継いでしまった人…他にも色々なご苦労があっただろうが、今美味しい日本酒が頂けるのはこうした方々の苦労あってのことと感謝いたします。(我が家の保管酒を見たら廣戸川買ってありました)でも『飛露喜』は凄い!

  • nakopapa さん

    日本酒作りに込める酒蔵の思いを知りたくて、折に触れこの類の本を読む。今回もここで知ったお酒を酒屋で手に入れて飲んでみた。美味しかった。

  • Ikeda Kazumasa さん

    日本酒の蔵を親の代から継いだ、蔵元の今までと、思い。

  • まみむめも さん

    図書館本。 冩樂・廣戸川・白隠正宗・十六代九郎右衛門・仙禽。 有名日本酒の5人の造り手が、その蔵を継ぐまでの経緯や心境、継いでからの苦労が描かれている。 「後輩を育てていく立場にならなくては。いつまでも俺だけが一番で、お前らは二、三番なっていう男にはなりたくない」(冩樂・宮森さん) 「僕らは"バブル処理班"なんですよ」(白隠正宗・高嶋さん) 昔ながらの酒造りや手法、制度と戦い、現代に合わせ改善していくことがいかに大変だったか。 5人の思いを知った上で飲むと、ますます深く味わえそう

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

山内聖子

呑む文筆家・〓酒師。公私ともに20年以上、日本酒を呑みつづけ、全国の酒蔵や酒場を取材し、「dancyu」「散歩の達人」など数々の週刊誌や月刊誌で執筆中。日本酒に深い愛情を注ぐ一方で、ときに鋭い視点で酒質を洞察する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品