アレンジが目立ちすぎたり、ときに歌い方に色気を付けて雰囲気を盛るような、カバーにありがちな傾向は全くなく、ストレートに感情が刺さってくる。 きっとそれは、ロングトーンでもビブラートを抑えた歌声に秘密があるのだろう。 歌声よりサウンドの目新しさを追求した音楽が巷に多く溢れる今だからこそ、そんな特徴が際立って聞こえる。

「P.S.I love you」は、正統派なラブソングで熱く攻撃的且つ衝動的なイメージの宮本さんの歌い方とはまた別の一面の歌い方でとても優しく丁寧に歌い上げています。カップリングのカバーの「木綿のハンカチーフ」 に関してもとても滑らかに歌っていて聞いていて心地よくなってきて癒されました。 そしてこのシングルの一番の目玉ポイントは、限定版についている特典DVDの「宮本、独歩。」ひきがたり」完全版でしょう。シングルの特典にこれをつけてきて、この値段は安すぎます。コロナで緊急事態宣言の中、作業場からたくさんのカメラとマイクに囲まれながら一人ギターを持って、弾き語りLIVEを披露し歌いまくる姿に痺れました。宮本さん一人だけで、バンドメンバーもスタッフもお客さんもいない無観客の中、たった一人で歌い続けてるのですが、とっても楽しい気持ちになり盛り上がって鑑賞しました。さすがのパフォーマンスでどんな状況でも覆すパワーに圧倒され元気を貰いました。 絶対おすすめです。

今まで一冊ずつ過去の掲載雑誌を集めていましたが、今までのインタビューを新録含めて一冊に凝縮されており、まさに永久保存版な一冊ですよ。

CDはカップリングの木綿のハンカチーフカバーも名曲です。そして、シングルの特典にしてしまうなんて贅沢！なライブDVD付きです。お得すぎます。

sha・la・la・laの最初のクールな歌い方の入りからサビの明るいメロディ展開が聴いていて心地よくとても耳が気持ちが良い楽曲で好きです。 shiningの哀愁歌謡チックなメロディもまた好物で良かったです。 初回限定版は、「Live from JAPAN JAM 2021」LIVE CDがついてくるのですが 「ROMANCE」「冬の花」「昇る太陽」とアンコールの「今宵の月のように」 がカットされています。CD収録時間的にも十分フルで収録できたのではないでしょうか？ これは憶測ですが前作の1stアルバムの特典LIVE CDと被る曲があったから削ったのであれば仕方ないですが、それならば「ROMANCE」「今宵の月のように」を入れられたはずです。そういった憶測の理由でもないのであれば、なぜ収録してくれなかったのか納得がいきません。 なので星４つです。

女性アーティストの曲ばかりのカヴァーアルバム。 某ケータイ会社のＣＭでも使われていた「恋人がサンタクロース」や久保田早紀「異邦人」などオリジナルと異なるパワフルな感じがいいです。 最近は、若い人の間でも昭和歌謡好きな人が増えているので、こういうカヴァーアルバムをきっかけにオリジナルに興味を持ってもらえたらいいかなと思います。

宮本浩次ソロの２枚目のアルバム。すべて女性歌手の原曲１２曲をカバー。「異邦人」「化粧」「ロマンス」が最高。宮本の持つ圧倒的な声量はあえて抑えて、一曲一曲を丁寧に歌いあげている一枚。ＣＤ離れが進んでいた私たちに、もう一度買うことをさせた。

最近はCDを買う機会がだいぶ減りましたが、テレビで異邦人を聴いて感動し、購入しました。初回盤限定の2枚目のCDも名盤ですよ。

初回限定盤、２枚とも購入しましたが、DVDとしては、６１２バースデーライブatリキッドルーム盤が特に最高でした！

自分は短大卒業依頼デザインを職業にして20年強働きそして壊れてしまった。いまも鬱で薬は手放させぬまま・・ その後は色々なアルバイトを転々とし行きにくさに身悶えし、免許をもっていたら必ず壁にプチ当たって即死のタイプだねと教習所職員(元公安)に言われた事がある、その通りの人間。 エレファントカシマシ・宮本浩次の音楽を改めて聴きなおして　立ち直ったとは言えないが、星の砂のカケラを私の中に見つけられたような、文章を読んだらそのカケラがわんさか増えてきて何がしらかが救いを受けた・・そんな涙を得られた。 悲しみも、喜びも、何の感情も昨今では動かず、口角の上下もない私は、本気で死刑です！と言われたかった毎日。 彼らにはやはり同じ苦しみ悲しみ引き裂かれるような辛さがあったに違いないと思うと自分が恥ずかしく、今から私に何が出来るのだろう？できるかも知れない？