他者が他者であること 文春文庫

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167903657
ISBN 10 : 4167903652
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
追加情報
:
241p;16

内容詳細

二十代の頃、歴史を顧みることがなかった著者は、なぜそこへ目を向けるようになったのか。司馬遼太郎、藤沢周平、小林秀雄、古代中国、趣味とするカメラ、そして自著についての思い。大作『三国志』を完成させた歴史小説家の創作の裏に隠された、あらゆることに対する鋭い視点と、深い思考が見えるエッセイ集。

目次 : 1 湖北だより(マキの生け垣/ 逸勢の娘の孝心 ほか)/ 2 中国古代の構図(中国古代の構図/ 『奇貨居くべし』連載を終えて ほか)/ 3 カメラ(シャッターボタンを押すということ/ 時を写せ ほか)/ 4 他者が他者であること(他者が他者であること/ 二人の利休 ほか)

【著者紹介】
宮城谷昌光 : 昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 著者の生き様を学ぶ庵さん さん

    宮城谷昌光先生が随筆と思はれしが、さにあらず。確かに太公望の楽屋噺、セミプロ並みの腕を持たれし写真ネタもまみゆれど、こは評論なり。斯る評論に現はれし宮城谷昌光先生の師は、世に知られし立原正秋氏・司馬遼太郎氏・白川静博士・海音寺潮五郎先生のみならず、小林秀雄氏・藤沢周平氏も入らむ。表題なる「他者が他者であること」は、「無常といふこと」に代表さるる小林流評論の匂ひあり。あなめづらしや、新しき発見なり。

  • Tomoichi さん

    作家の書くエッセイはその人の素の姿が垣間見れて好きなのですが、この本でも特に「日本カメラ」に連載されたエッセイがカメラという小説とは関係のない主題にも関わらず宮城谷さんの人となりが感じられて面白かった。宮城谷ファンの方は是非。

  • nocturne2015 さん

    久しぶりの同氏の作品、短文集。氏が春秋戦国時代を書かなくなってから久しく、同じくして私も読まなくなった。何となく作風が一定分かってしまったからだとおもうが、楽毅、子産等、読みたい名士名将を題材にした本を同じく一定読み終えたところが大きい。そういう点では、それら名士名将を読みやすく本にしてくれた氏は凄いと思う。今回読んだ短文集は、そのエピソードと、趣味のカメラ等その他。久しくぶりに触れた文体は妙に懐かしく変わっておらず、まだ読んでいない作品も読んでみたいと思わせる一品であった。

  • 吟遊 さん

    歴史小説を書き続けた宮城谷さんのエッセイ集。1990-2005年の文章が、いずれも短文だが、テーマごとにまとめられている。アマチュア・カメラマンとして写真に凝っていたらしく、エッセイも詳しく、小説家にも、そういう趣味があって人生に安定が生まれるのか、と勝手に考えたり。

  • 作楽 さん

    カメラの記述がすごかった。趣味人だったんだなぁ。引越しの話が好きだったな。荀子は私はそんなに好きじゃない・・・、とまた思ったw でも、引き込まれる文章です。

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人物・団体紹介

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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