ずっしり、あんこ おいしい文藝

安藤鶴夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309024196
ISBN 10 : 430902419X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
205p;19

内容詳細

おはぎ、しるこ、ぜんざい、羊羹、たい焼き、草餅、桜餅、だんご。愛してやまない「あんこ」に関するエッセイを集めたおいしい文藝シリーズ第7弾。お好みは「こし」「つぶ」さて、どっち?

【目次】
芥川龍之介 しるこ
久保田万太郎 甘いものゝ話(抄)
池波正太郎 粟ぜんざい
小島政二郎 鶴屋のお菓子
戸板康二 ギリシャの神
重金敦之 「羽二重団子」で日本酒を飲む
井上靖 あんころ
北尾トロ 夜明け前、赤福を買いに
村松友視 追分羊羹の贅沢
上野千鶴子 和菓子
石牟礼道子 草餅
幸田文 菓子
吉屋信子 桜餅
手塚治虫 和菓子のかわいらしさ
青木玉 つぶれたおはぎ
武田花 お彼岸
筒井ともみ 気難しいおはぎ
辰巳芳子 手づくりの餡の魅力
酒井順子 あんこの立場
山本一力 銀行の汁粉
内田百 大手饅頭
平松洋子 再会の味
外山滋比古 マンジュウの涙
安藤鶴夫 たいやき(抄)
吉本隆明 まんじゅうとあんこ
林家正蔵 ドラ焼き
増田れい子 川ぞいの町にて
深沢七郎 冬は今川焼きを売り夏は百姓
野中柊 餡ドーナツ
穂村弘 あんパン
竹中郁 あん
糸井重里 あんこは小宇宙だ。
東海林さだお 「こし」か「つぶ」か
荒俣宏 粒の神秘
林望 こしあんと私
宮沢章夫 あんこと、父権の死
塚本邦雄 小豆
中村汀女 菓子っ気春秋
岩本素白 菓子の譜

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    様々な方の書いた、あんこやあんこを使ったお菓子についての文章を集めた本。お菓子そのものだけではなく家族や友人や恩師などとのかけがえのない思い出が語られているものが多く、それぞれに温かさや切なさが感じられた。このシリーズは「ひんやり、甘味」に続き読むのは2冊目だけど他にも出てる甘いもの以外のも機会があったら読んでみよう。

  • いつでも母さん さん

    つぶあん、こしあん、どっちでも良い。な〜んて『でも』って何?私は、どっちも良い!と言うのだ!あんこ大好き!お米も大好きな私には『ぼたもち・おはぎ』は最強の食べ物であります。おいしい文藝!今回は『あんこ』と来たら読まねばなるまい❤芥川から、そうそうたるメンバーのアンソロジー皆さん笑える位、熱い!あんこの派閥それぞれが押すが、私には不思議。決められる訳は無いのだ。元は小豆どちらも美味しいに決まってる。母が作るあんこの鍋に指でこっそり味見した事を思い出す。熱々のあんこ、美味しかったなぁ。あんこでビールもイケる。

  • ケイ さん

    芥川龍之介が「しるこ」を読めば、脳内から離れず。内田百閧フ「大手饅頭」:子供のころ好きだった饅頭をお土産に頼んだら、手に届くまでに時間がたってそのうちにヒゲまで生えてきた…、おかしくて涙が出る。安藤鶴夫の「たいやき わかば」:「しっぽまであんこが入ってる。えれえな、おじさん」お店のおじさんは開店から一年で初めて指摘されたと泣く。安藤はそれを新聞に載せる。評判になる。その後の店主と安藤との江戸っ子でぃのやりとりには泣いた。東海林さだお「“こし”か“つぶ”か」国民投票しますか?でも“つぶ”ですって絶対。

  • 佳音 さん

    【感想推敲】あんこ。魅惑的である。芥川は、珈琲よりしるこだという。飲み物なのか。私の作るお汁粉は、限りなくぜんざいに近い。飲まない。食べるの。珈琲出す店より、旨いしるこを出す店を欲しがる芥川。「つぶれたおはぎ」に寄せて母との幸福な思い出を語る青木玉。ああ、あんこ。無類?のあんこ好き、読メの某姐さまだったらどう寄稿されるだろうか?

  • 優希 さん

    あんこについてのまさに「おいしい文藝」でした。あんこというとやはりつぶあんかこしあんで論争が出るのはお決まりで、人によってこだわりがあるんだなと思いました。あんこへの思いやあんこにまつわる思い出など色々なことが書かれているのが面白かったです。あんこの魅力が詰まっていて、あんこが恋しくなります。ずっと食べてないおしるこが食べたくなりました。

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人物・団体紹介

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安藤鶴夫

1908(明治41)年東京市浅草区向柳原町生まれ。八代目竹本都太夫の長男。都新聞を経て文筆家へ。落語を中心に芸能全般の評論を手がける。また演芸プロデューサーとしても活躍。63年「巷談本牧亭」で直木賞受賞。69年、持病の糖尿病が重くなり、都立駒込病院で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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