大瀧詠一のオール・タイム・ベスト盤。 所謂代表曲の類は漏らさず収録しているので、最初の一枚としては悪くない作品だと思います。 本人歌唱による「夢で逢えたら」は只々素晴らしく、この一曲を聴くためだけに購入する価値はあると言えます。

南国気分ただよう音楽です。まったりとするには最高です。最後の曲のさらばシベリア鉄道だけ異質ですが、少しリズムを変えるだけで、冷たい厳しい曲調になるのかと感じて、関心しています。

アングラにネット流通した音源も含めて、純粋に大滝詠一氏歌唱の新音源、Ver違いをCDで聴けるのが、単純に嬉しい！ 何だかんだジャケットもお洒落ですし。

大瀧さんのノベルティソングは、聴き飽きる事がありません。 むしろ、初めて聴いた時は？と思っても、必ずと言っていいほど大好きになっていきます。 ノベルティソングと言えども、どれも大滝調のメロディーで美しく、本当に楽しめます！

１枚目に収録の９５年MIXに関しては、存命中に本人が世に出さなかったのも頷けます。 いろいろ試行錯誤した結果「オリジナルMIXにかなわなかった」からなのでしょう。 全体的にキンキンした感じになってます。

当時同時に発売された『アーリー細野晴臣』とか『アーリーあがた森魚＆はちみつぱい』等は、とうの昔に廃盤になっているのに、本盤は80年代の後半にはCD化され、以降品番を変えながら今でも販売され続け、今回もリマスターで再発売されるというのは、やはり人気があってのことなのだろう。 確かに「大瀧詠一だけ聴ければいい」という人にとっては、バラで入手しようとすると３枚もしくは４枚も単体アルバムを入手しなければならず「何枚も集めるのはおっくうな」人には良い選曲ではあると思う。

M1は度々、CMなどで取り上げられる超名曲ですがアルバムは未聴だったのでアナログ盤を購入。 いかにも夏っぽいジャケットですが、アルバムのラストタイトルがさらばシベリア鉄道というのが真逆を行ってて面白い。

シュガーベイブの「ソングス」と並んでジャパニーズポップスの金字塔だと思います。　中身の音楽と共にジャケットのイラスト、タイトルロゴデザイン含め全てが完璧な作品だと思います。

まさに言う事なし。ジャパニーズ・ポップの金字塔。40年経った今でも全ての楽曲が色褪せることなく、後世に語り継がれている。そんな唯一無二のアルバムがこれ以外にあるだろうか?そこまで言ってもいいくらいの1枚だと思う。永井博のジャケットワークもいつまでも見ていられるくらいのグッドデザインです。

若い頃、レコード盤で持っていたが、久しぶりに聴きたくなってCDを購入。当時、新しい音楽として毎日聴いたものだが、不思議と今聴いても古臭く感じない。独特の声にも魅力がある。