矜持 警察小説傑作選 PHP文芸文庫

大沢在昌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569901008
ISBN 10 : 456990100X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
338p;15

内容詳細

犯人も割れ、自白も取れた傷害事件に、独り納得できない新人刑事の安積は…「熾火」(今野敏)、タクシー強盗事件に隠された意外な真相とは「帰り道は遠かった」(黒川博行)、新宿署の鮫島と、殺人事件の重要な情報を寄せてきた中国人美女の思惑が交錯する「水仙」(大沢在昌)など、確固たる信念で事件に挑む警察官の姿を描いた六篇を収録。警察小説の旗手たちの人気シリーズから名作を選出した豪華アンソロジー。

【著者紹介】
西上心太 : 文芸評論家。1957年生まれ。東京都荒川区出身。文芸評論家、ミステリ評論家。早稲田大学法学部卒。同大学在学中はワセダミステリクラブに在籍していた。主にミステリ作品の評論をしている。日本推理作家協会員でもあり、数々の推理小説で巻末解説を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夢追人009 さん

    ベテラン作家6人による安定感抜群で人生勉強にもなる傑作警察小説アンソロジーです。私が2つ選ぶとすれば人情味で今野敏さん、トリックで安東能明さんですね。でもどれを取っても大満足の読み心地ですよ。『熾火』今野敏:安積警部補の新米刑事時代の事件で半グレ同士の抗争事件に双方の心情を考えて真剣に対処する安積の心意気に胸を打たれましたね。『遺恨』佐々木譲:北海道警察の腕利き刑事が地方に飛ばされた川久保巡査部長が大手酪農家の主人が惨殺され中国人研修生が姿を消した一見単純な事件の真相を暴く。『帰り道は遠かった』黒川博行:

  • いつでも母さん さん

    ご存知警察小説の担い手6名の西上心太さん編集のアンソロジー。既読が多かったが安積さん懐かしくて逆に新鮮。新宿鮫はやっぱりカッコイイ。警察小説は苦手〜と思っている方に、是非とも楽しく読んでいただきたいなぁ。

  • KAZOO さん

    警察小説のアンソロジーで私の好きな作家が多く楽しみました。ただ今野さん逢坂さんと大沢さんの作品(半分)は既読でした。再読でも面白さは変わりません。安東さんは作家としては初めてですがこの警察官コンビが面白い設定でした。佐々木さん黒川さんもその土地を活かした話になっています。

  • タイ子 さん

    警察小説の名手たちによる6作品。既読作品もあるが、忘れてるものも多く新鮮に読めました。今野さんは安積班シリーズから、まだ安積さんが新米刑事の頃の話。先輩刑事から「間違いなくいい刑事になる」と思われていた通り今の安積警部補がいる。佐々木さんの「道警シリーズ」からの作品は面白かった。黒川さんの黒マメコンビの大坂弁の会話はいつ読んでも笑える。どの作品も刑事としての矜持と信念で事件を追う姿がカッコいい。

  • ゆみねこ さん

    警察小説の名手6人のアンソロジー。どの作品も味わいがあり面白かった。今野さんの安積シリーズ、未読なので追いかけてみたい。佐々木さんは駐在巡査・川久保さん、安定の面白さ。黒川さん、ちょっと昔の作品なのだが読ませる。安東さん、元物理教師の神村のキャラが良い。逢坂さん、惚れた相手は…(笑)。大沢さんは新宿鮫、格好良い!

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人物・団体紹介

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大沢在昌

1956年愛知県生まれ。慶應義塾大学中退。79年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞および第44回日本推理作家協会賞長編部門、94年『新宿鮫 無間人形』で第110回直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、10年第

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