Product Details
ISBN 10 : 4044007837
Content Description
「日本の詩歌はさみしい主題を歌っているように見えるけれど、実は享楽的だと思います」。古より日本の文学は歌を中心に栄えた。表舞台たる政治の裏側で、万葉集や古今和歌集、閑吟集や梁塵秘抄は、自然を愛で、恋心を歌うことを楽しんできた。やがて民衆へも広まった歌は、芭蕉や蕪村、子規らのもとで大衆芸術としての地位を獲得してゆく。日本のことばの真の姿を歌と詩に探りつづけた詩人が、次世代のために語り伝えた日本文学史。
目次 : 1 政治の敗者はアンソロジーに生きる―「万葉集」/ 2 平安文化の表と裏―「古今和歌集」/ 3 詩歌の歴史は編纂者の歴史―「古今和歌六帖」/ 4 奇想の天才源順―「伊勢物語」と「大和物語」/ 5 女たちの中世―建礼門院右京大夫と後深草院二条/ 6 男たちの中世―俊成/西行/定家/ 7 歌謡の本質的な面白さ―「梁塵秘抄」/ 8 風俗の万華鏡―「閑吟集」から「唱歌」「童謡」まで/ 9 良基も芭蕉もパスも―連歌/連句/レンガ/ 10 「写生」は近代文学のかなめ―子規の道・紅葉の道
【著者紹介】
大岡信 : 1931年生まれ。詩人、評論家。東京藝術大学名誉教授。日本ペンクラブ元会長。1997年文化功労者、2003年文化勲章受章。2017年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
わたなべよしお
読了日:2025/03/06
ロビン
読了日:2024/04/25
ぽん
読了日:2024/11/30
おのおの
読了日:2025/10/20
うさえ
読了日:2025/05/10
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

