堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 幻冬舎新書

堤未果

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344986923
ISBN 10 : 434498692X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
追加情報
:
264p;18

内容詳細

「ショック・ドクトリン」とはテロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさに紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。パンデミックで空前の利益を得る製薬企業の手口、マイナンバーカード普及の先にある政府の思惑など…。強欲資本主義の巧妙な正体を見抜き、私たちの生命・財産を守る方法とは?滅びゆく日本の実態を看破する覚悟の一冊。

目次 : 序章 9・11と3・11―私のショック・ドクトリン(さらに邪悪な者たち/ ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』との出会い ほか)/ 第1章 マイナンバーという国民監視テク(コロナ禍が大チャンスだった/ マイナ保険証はここが危ない ほか)/ 第2章 命につけられる値札―コロナショック・ドクトリン(いつかきた道、感染症ショック・ドクトリン/ 健康をお金に換える錬金術師たち ほか)/ 第3章 脱炭素ユートピアの先にあるディストピア(地球を救う街は都市収容所!?/ 環境に優しい生き方が強制される!? ほか)

【著者紹介】
堤未果 : 国際ジャーナリスト。東京生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、米国野村證券などを経て現職。米国と日本を中心に政治、経済、医療、教育、農政、エネルギー、公共政策などについて、公文書と現場取材に基づき各種メディアで幅広く発信を続ける。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞、『ルポ 貧困大国アメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、新書大賞を受賞。WEB番組「月刊アンダーワールド」キャスター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mukimi さん

    NY野村證券勤務中9.11事件との遭遇を機にジャーナリストに転身し日本社会を俯瞰する筆者は、新たな視座を提供してくれる。ショックドクトリンとは、国民が災害やテロでパニックになっている隙に規制緩和、民営化、社会保障カット等政府と癒着企業が得をする法案を次々通してしまう陰謀のこと。マスコミの情報操作、検索エンジンSNSの思考誘導等いかに国民がコントロールされる脆弱な立場にあるかに警鐘を鳴らす。無力感という最大の敵に屈さず自分の頭で考え判断せよとの忠告に、日本なら大丈夫でしょと思考停止だった自分を反省。

  • skunk_c さん

    新聞の書評で見たので久々にこの著者のものを読んだが、一時の「政治的」口調が少し穏やかになったようだ。ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』は出版当時に読み、多くの同僚に貸したりして薦めた本で、現代の世界の闇を知るための必読書と思っているが、それをかみ砕いて説明しながら、マイナカード、パンデミック、脱炭素の裏にある闇を説き起こす。裏とりがやや甘いのと、持論の展開のためには情報に信憑性が乏しい北朝鮮の事例(漢方でコロナを乗り切った!)を無批判・無検証で出すあたりはちょっと引いたが、初期のスタンスに近いかな。

  • 読特 さん

    311。原発事故。電気が足りない。今までの生活が続けられない。冷静に考えられない。ショック・ドクトリンはその瞬間襲ってくる。太陽光パネルが森を襲う。自然エネルギーという名の自然破壊。高過ぎる再エネ賦課金。その利益は中国へ|新型コロナ。緊急事態の慣れない生活。先が見えない。藁をもつかむワクチン。「我に返る」前が商売時。2.4兆円が強欲企業へ…著者は911のPTSDを情報遮断で克服したという。身体の声を聞く。まともな判断力を取り戻す。下手な情報はない方がいい。メディアが何かで騒ぐとき、そこには必ず裏がある。

  • Lara さん

    日本政府が目指す「マイナンバーカード」は、一枚のカードにあらゆる個人データを集約し個人をコントロールしようとするもの。今や世界の国々とは、真逆の動きだ。「コロナ禍」「ワクチン接種」「脱炭素社会」等々、先ずは疑ってかかること、その実本当の狙いは何なのか、読み取ろうと個人で考えて、行動すること。

  • とよぽん さん

    堤さんがなぜ9.11のことから書き始めたのか、分かった時点から本書の警鐘が鳴り止まない読書となった。ショック・ドクトリンの怖ろしさは世界中に広がり、「今だけ、カネだけ、自分だけ」の強欲な人々は世界中で略奪の限りを尽くす。悲惨な事故、テロ、自然災害などによる被害につけこみ、そこで巨額の事業を展開する。マイナンバー、コロナワクチン、太陽光発電、FV自動車、脱炭素・・・。エストニアの「制度は性悪説、人間には性善説」、悪さをする前提でそれができない仕組みを作る、になるほどと思った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

堤未果

国際ジャーナリスト。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、米国野村證券などを経て現職。政治、経済、医療、教育、農政、食、エネルギーなど、徹底した取材と公文書分析に基づく調査報道を続ける。『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)で日本エッセイスト

プロフィール詳細へ

堤未果に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品