スクールカーストの闇 なぜ若者は便所飯をするのか 祥伝社黄金文庫

和田秀樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396316129
ISBN 10 : 4396316127
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
226p;16

内容詳細

「20代の5人に1人が便所飯を経験」という驚愕の調査結果が意味するものは何か?教室内カーストと「便所飯」の歪んだ心理を解読する。

目次 : 第1章 「便所飯」現象は、何を物語るのか(なぜ、よりにもよって「トイレで食事」?/ 「便所飯」行為を信じられない・信じたくない人たち ほか)/ 第2章 「スクールカースト」―教室に「身分制度」が生まれた(本来、日本人は「和」を重んじない民族だった/ 群れるのを嫌う「一匹狼」への、密やかな憧れ ほか)/ 第3章 本音を言えない若者は「真の自己」を失っている(「お芝居」で人づきあいを続けると、根本的な「人間不信」に陥る/ ランチメイトとの「寒〜い」会話 ほか)/ 第4章 「人間性」を大事にしすぎたら、社会が壊れた(大きな誤認―「IQよりEQが大事」ではない/ 日本社会を覆う「人間性至上主義」の謎 ほか)/ 第5章 若者たちは、なぜ未来に希望が持てないのか(大学が高校化している?クラスにしがみつく意識/ 入社後も、学生時代の癖を引きずるOLたち ほか)

【著者紹介】
和田秀樹 : 精神科医。1960年、大阪生まれ。東京大学医学部卒。東京大学附属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、日本初の心理学ビジネスのシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュートを設立し、代表に就任。志望校別受験勉強法の通信教育「緑鐵受験指導ゼミナール」主宰。現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。専門は老年精神医学、精神分析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あすなろ@no book, no life. さん

    便所飯をどうしてしなくてはならないのか?それを説明出来ますか?僕は全く分からない。その理由の発端は、この本で少し分かった。1人で食事する恥ずかしさよりは便所飯の方が良い。⁇である。誰がそれを気にするのか?本人である。そして、精神形成期に触れた環境である、と。人気あること=評価高い教育等だと。⁇でも甘えられる親友は作らない。飲みには行かない。結論、おじさんに分からないのは、ではどこで神経を発散し、赦し、解いているのか?因みにセックスした相手にも心許さぬようだ…。

  • テツ さん

    幼い頃から受けた教育により「他人からどう見られるのか」ということを気にするあまりに全ての行動はそれに基づき決定されるようになってしまった若者たち。ちょっと自分には理解できない世界だけれど、想像するだけで息苦しくなる。人間はみな他者の視線を介さなければ自己を確認できないというのは確かだと思うけれど、だからと言ってそんなものに怯える必要はない。もっと好き勝手に、もっと自由に、個を尊び自らの存在を肯定する価値観を教えてやるためにはどうしたらいいのかな。

  • やす さん

    便所飯、スクールカースト、ランチメイト症候群などの病理が、現代の若者の間でま広まりつつあるということが分かりました。学校における行き過ぎた平等主義のために現在のような状況が起きてきたように書かれていました。もうすぐ、小中学校で道徳が教科化され、評価も担任の先生がします。先生に気に入られている子が高評価を受けるのではないかと大変心配ですが、「マニュアル的な挨拶」も「道徳のペーパーテスト」もないよりはマシ という項目を読むと、逆説的ですがちょっとホッとしました。子どもが夢や希望をもって努力する姿が見たいです。

  • マッキー さん

    「一人が嫌」なのではなく「一人だと思われるのが嫌」、この一言に今の日本人の異様な自意識をみてしまう。私は一人で回らない寿司も焼き肉もパフェも行くのですが、気にし過ぎだと思います。でもこういう価値観は容易に覆せるモノではないですね。深刻なところまで来てしまったと思います。

  • くじらぐも さん

    親友という言葉が死語になりつつあるということ、日々子どもたちと接していてその通りだと思います。

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人物・団体紹介

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和田秀樹

1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神科医。幸齢党党首。立命館大学生命科学部特任教授、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問(本データはこの書籍が刊

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