ぼけの壁 幻冬舎新書

和田秀樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344986794
ISBN 10 : 4344986792
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;18

内容詳細

幸せな老後、残念な老後を左右するのは「ぼけ=脳の老化」。その二大原因は「認知症」と「老人性うつ」だ。認知症は実は進行がゆっくりで、決して「かかったら人生おしまい」ではない。他方、老人性うつは死にいたる病で認知症より怖いとも言えるが、適切に治療すれば治る病気だ。そもそも脳は臓器の中でも頑強にできていて、正しく知ってメンテナンスすれば、ぼけが始まっても簡単には衰えない。大ベストセラー『80歳の壁』の著者が、老化を遅らせて明るく前向きに過ごすための、脳の正しい使い方を教えます!

目次 : 第1章 「認知症」という病気を誤解していませんか?―もうお終いだ、という不安と恐れを消す(まずは、認知症に関する「誤解」を解きましょう/ 認知症は「暴れる病気」でも「叫ぶ病気」でもなく、「おとなしくなる病気」です ほか)/ 第2章 「老親がちょっと変!」と感じたときの心得―親子とも倒れは絶対に避けたい(認知症と診断されたとき、家族はどうすればいいか?―「何もしない」ことです/ 一人暮らしの老親を呼び寄せてはいけない ほか)/ 第3章 認知症よりも恐ろしいのは老人性うつ―「心のがん」から大切な人の命を守るために(うつ病は死にいたる病/ 老人性うつ病をめぐる私の「痛恨事」と戒め ほか)/ 第4章 「脳の健康寿命」を延ばす考え方・暮らし方―60歳をすぎたらわがままに生きていい(「睡眠不足」は脳の大敵。アルツハイマーの原因にもなります/ 1日30分の有酸素運動で快眠習慣 ほか)

【著者紹介】
和田秀樹 : 1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、三十年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    アルツハイマーの薬が米国で承認されたということですが、薬に頼らなくてもできることがあるということでの本です。「80歳の壁」がかなり売れたということで出版されたようですがこの本もかなり売れているようです。二大原因を「認知症」と「老人性うつ」に分けて説明して両方とも適切な対応ができれば遅らせたり治るということをわかりやすく説明しています。肉をとることも能のためにはいいといわれています。また睡眠が重要で7時間前後とることをすすめており、若い時に睡眠を減らしたために、レーガンやサッチャーがぼけたと言ってます。

  • あすなろ@no book, no life. さん

    正直ここまで認知症患者が増えるとは思わなかったと冒頭で述べる和田先生の認知症に関する著書。だからそれを是と認め、対処と予防を伝播したいという思いが伝わる。親の介護は認知症とは違い、躾ではない。いなせとする対処等。そして、レーガンもサッチャーも4時間程度の睡眠で長年の激務をこなした晩年は認知症になった等より、睡眠・歯の手入れ・有酸素運動・相手を口に出して褒める等の予防策も説く。加えて老人性鬱の重要性も説く。分かりやすく興味あれば一読が良い一冊だと感じた。

  • nyaoko さん

    認知症より怖いのは老人性うつ!本当に本当に大事な事。うつは持病を急速に悪化させるし、自死を招くし、家族も大きく後悔が残るから、これ、病院の待合室などに大きく掲示して欲しいな。あと、認知症はね、本当に人それぞれだし、楽しく老いる為に与えられた長い長い自分や、家族とのお別れだと思う。

  • クリママ さん

    認知症及び老人性うつについて、その症状と対応のしかたが具体的に書かれている。大きな文字。当時者と介護者両方向け。著者は多くの患者さんを診ている精神科医なので、わかりやすく、つぼを得ている。巻末には、脳の健康寿命を延ばす20の動詞、「旅する」「深呼吸をする」「料理する」… 著者の実践している「散歩する」が一番いいかも。認知症は病気なのだから、努力すればどうにかなる問題ではないとあった。患者を責めてはいけない。そして、認知症とは「穏やかな最期を迎える適応現象」であり「人体に備わった究極の終活機能」ともあった。

  • KEI さん

    幸せな老後、残念な老後を左右するのは「認知症」と「老人性鬱」だが、認知症は進行が遅くゆっくりで罹患したらおしまいではない。一方、老人性鬱は死に至る病である。70歳以降の人生の質はこの2つの脳の病をどう防ぎどう乗り切っていくかに掛かっている。など、認知症や老人性鬱について、家族の在り方、対処の仕方を実例を挙げ詳しく書かれていて参考になった。【認知症とは穏やかな最期を迎える為の適応現象】であり【人が晩年、認知症になるのは人体に備わった究極の終活機能】の言葉に認知症も悪くはないと思えた。

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人物・団体紹介

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和田秀樹

1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神科医。幸齢党党首。立命館大学生命科学部特任教授、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問(本データはこの書籍が刊

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