「せん妄」を知らない医者たち 幻冬舎新書

和田秀樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344987487
ISBN 10 : 4344987489
フォーマット
出版社
発行年月
2024年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

「せん妄」という、薬の副作用に苦しめられる高齢者、続出!

もし、あなたが同じ医者から5種類以上の薬を処方されて飲んでいたら、医者を変えた方がいい。
なぜなら、複数の薬を飲むことによる恐ろしい副作用があるからだ。例えば、頭がぼんやりしたり、幻覚に襲われたりする「せん妄」がその一つ。
他にも「とりあえず検査を」と言う医者や、検査結果だけをみて実際の体調を考慮しない医者も避けるべきだ。
本書では高齢者医療の専門家が、医者の見極め方や病院のかかり方、筋肉や気力を維持するための生活習慣を具体的に解説。好きなことをしながら大往生したい高齢者、必読の書。

【著者紹介】
和田秀樹 : 1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、三十五年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    日本の医療の問題点は薬剤の多さである。日本は世界で最も医療費の中の薬剤の比率が高く、国の医療費約31兆円のうち約8兆円と言われています。日本の人口の高齢者(65歳以上)の割合が約29%となった。高齢者が多剤併用をすると様々なリスクが増加する。5〜6種類の薬剤で転倒のリスクは約40%にも上る。「せん妄」の原因のひとつも薬剤の副作用である。著者は医師の言うなりにたくさんの薬を飲み続けることは避けるべきだと主張する。老いに負けないためには、医療機関にかかるのではなく、老いに負けない体になる方法を伝授しています。

  • 油すまし さん

    周りでせん妄の症状が出たのを、よく耳にするようになり気になり読みました。運転注意薬とされる血圧降下薬やコレステロール降下剤などなど、飲んでいる薬は4〜5種類という人はそう少なくなく、そんな人がある日急に、頭がぼんやりして、意識がおかしくなってしまう。「あそこに誰かがいる」「誰かの声が聞こえる」といった幻聴で騒ぐ。それは「せん妄」という意識障害が引き起こしたもの。認知症ではない。知っておかないとそんな症状が身内や周りで出たら慌てるし、事故にもつながります。高齢者の薬、要注意です。帰省したら薬のチェック大事。

  • kazu4 さん

    あまり医療関係の書物は読まない方だが。身内に最期せん妄の状態になった方がいて、図書館で題名を見かけて読んでみた。 私も身近で経験するまで、せん妄を知らなかった。確かにたくさんの薬を処方されていたので、それが原因だったかもしれない。 幸福寿命を長くするように心がけたい。幸い、私のかかりつけは、検査もめったにしないし、薬も多く出そうともしない。名医なのかもしれない。良かった。

  • subabai さん

    専門以外の視野が狭い医者に警鐘を鳴らし、患者も医者信者にならず感覚を鍛えろという内容。著者が攻撃的な気もするが概ね同意。私は医者を尊敬してるし信じたい気持ちもあるが、絶対的な存在とは考えていない。それでも自分の体は自分が一番わかるというところまで持っていくのは難しいと思う。 高齢の医者ほど自信過剰かつ新しい知識がないことが多い。最近は医者の過労問題など働き方改革も進んでいるが、技量を高めるため医者の方々には頑張ってもらいたい。 歳を取ったら好きなものを食べて暮らし、長生きしすぎないのが幸せな気がする。

  • たっちゃん さん

    ・高齢者の暴走運転の原因は薬の副作用による意識障害(せん妄)の可能性が高い ・医者の命令が絶対と考えず、自分の感性・感覚を最優先する。 ・高齢者医療で重視すべき3つの視点  @栄養学 A心の医療 B免疫学 ・病院選びのコツは、待合室で病院の雰囲気を知ること ・体に筋肉、頭には柔軟な発想、心には自由な精神

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和田秀樹

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。幸齢党党首。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹 こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている(本データはこの書籍

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