チェシャねこリターンズ!〜吉松隆作品集
パ・ドゥ・シャ
【ライナーノートより】
「この不思議なスタンス(これを「パドゥシャ=猫のステップ」というのらしい)のせいで、お二人のために曲を書くと、なんとも摩訶不思議な楽想が頭に涌いてくる。それは、単に「ピアノとパーカッションのための」と言われただけではとても出て来ないような・・・2匹の子猫がオモチャ箱を引っ繰り返してあそんでいるような、可愛くもトッ散らかった宇宙である。
そんな彼女たちの世界が全開になった「パドゥシャな世界」が帰ってきた。どうぞお楽しみあれ。」〜吉松 隆〜(Florestan)
【収録情報】
吉松 隆:
● アトム・ハーツ・クラブ・トリオ
● アトム・ハーツ・クラブ・デュオ II
● 優しき玩具より
ペンギン公園の午後
鼻の曲がった行進曲
小さな人形の子守歌
クラムポンのダンス
アーノルド博士のオルゴール
古風な樹の舞曲
九官鳥のロンド
名前のない天使
ゼンマイ仕掛けの終曲
● ネココ変奏曲
● チェシャ猫リターンズ
● 青い神話より(小さな前奏曲/午後の妖精/月夜のワルツ)
● トラウマ氏の庭〜モノドラマ「トラウマ氏の1日」より
パ・ドゥ・シャ(山口多嘉子:パーカッション、小柳美奈子:ピアノ)
共演:田邊由紀(パーカッション)
録音時期:2015年11月11-13日
録音場所:東京都、稲城iプラザ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
作曲者の吉松隆についてはもはや解説不要。何を聴いても、クラシックに捉われないリズムや、一聴して心に入ってくる和声と旋律との組み合わせに魅せられる。パーカッションとピアノによる当盤は、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさ満載。プログレ風室内楽「アトム・ハーツ・クラブ」が特にお薦め。(月)(CDジャーナル データベースより)
1953年東京生まれ。慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかは、ロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学びます。1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。いわゆる「現代音楽」の非音楽的な傾向に反発した「世紀末抒情主義」を主唱し、5つの交響曲、5つの協奏曲、オーケストラのための<鳥の四部作>を始めとする室内楽作品、<モノドラマ>などの舞台作品、邦楽曲など多くの作品を発表
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