賊軍の昭和史

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492061961
ISBN 10 : 4492061967
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
220p;19

内容詳細

賊軍藩出身の鈴木貫太郎(関宿)石原莞爾(庄内)米内光政(盛岡)山本五十六(長岡)井上成美(仙台)等からみた、もう一つの昭和史


【著者紹介】
半藤一利 : 昭和5年(1930)、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。『週刊文春』『文藝春秋』編集長、専務取締役などを経て作家。『漱石先生ぞな、もし』(正・続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、『昭和史 戦後篇1945‐1989』(毎日出版文化賞特別賞)など著書多数

保阪正康 : 昭和14年(1939)、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒業後、出版社勤務を経て、ノンフィクション作家。昭和史の実証的研究を志し、のべ4000人もの関係者たちを取材して肉声を記録してきた。個人誌「昭和史講座」を主宰。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ひろき@巨人の肩 さん

    官軍・薩長史観の功罪と終戦時に日本滅亡を救った賊軍の皇国史観。その源流が戊辰戦争にあった点が面白い。錦の御旗を利用した官軍・薩長と賊軍・旧幕府。大日本帝国憲法の統帥権委託など天皇を「玉」として利用。日露戦争の戦果に囚われ、昭和軍部に歪みが生じた。一方で昭和軍部の賊軍は、幼少時代に辛酸を舐めたが、「抜いた刀の鞘への納め方」を心得ていた。鈴木貫太郎首相の終戦工作は負け方として見事。長州への憎悪と永田鉄山の憧れに翻弄されたエキセントリックな東條英機。軍部より異端視された孤高の天才・石原莞爾。

  • り こ む ん さん

    約60年。明治〜昭和まで、そう見ると。戊辰戦争で賊軍とされた記憶は、祖父母たちから、当時の話をまざまざと聞いているだろう。それならば、官軍、賊軍意識は植え付けられているかもしれない。と、思うものの…ちょっと、ちょっと、苦しいものがあるような気がしないでもない著書。そんな見方もあるだろうけれど…単に考え方、方針の違いが原因な感じもする。ただ、その感覚は、今は歴史に参加してる感覚が、当時と比べようもなく希薄過ぎるから、歴史に汚名を残す「怖れ」を知らないからかもしれない。

  • 金吾 さん

    △内容は同感の部分もありますし、対談であるためか読みやすいです。しかしながら善悪ありきな強引な話が多いように感じました。視野狭窄ぶりは著者たちが批判している官軍と同じかなと思いました。

  • おさむ さん

    戦史の善き伝道師たるお二人の対談。第3弾は薩長の「官軍」が戦争を始めて、鈴木貫太郎など「賊軍」が終わらせたとの興味深い洞察。軍隊の根強い藩閥、その打倒を目指し暴走した永田、東條、石原ら陸軍の一夕会。今村均陸軍大将という稀有な人物等々、目から鱗のトリビア話ばかりで勉強になりました!

  • 魔王 さん

    内閣と軍隊が薩長ベースというのを聞いていたが、昭和になると東北や北陸辺りからも優秀な人材が出て戦争を終わらせたことは知らなかった。面白い視点だと思います。それにしても東條英機の言われようがひどい。まさか岩手出身と思わなかった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

半藤一利

1930年、東京都生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋新社(現・文藝春秋)へ入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役を歴任。著書に『日本のいちばん長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞、以上文藝春秋)、『昭和史 1926‐1945』『昭和史

プロフィール詳細へ

半藤一利に関連するトピックス

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品