半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 文春ジブリ文庫

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168122019
ISBN 10 : 4168122018
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
宮崎駿 ,  
追加情報
:
269p;16

内容詳細

世界の宮崎駿×歴史探偵・半藤一利が語り尽くす!

ゼロ戦設計士・堀越二郎をモデルに『風立ちぬ』を制作した宮崎駿が、敬愛する半藤一利のところへ話を聞きに行く! 完全オリジナル。

宮崎駿監督が「かねてからお目にかかりたかった」という昭和の語り部・半藤一利さん。「漱石好き」という共通点からふたりはたちまち意気投合。宮崎作品最新作『風立ちぬ』で描かれる昭和史をたどりつつ、持たざる国・日本の行く末を思料する――7時間余にわたってくり広げられた貴重な対談を完全収録した、オリジナル作品。

【著者紹介】
半藤一利 : 1930年、東京生れ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。1993年「漱石先生ぞな、もし」で第12回新田次郎文学賞、98年「ノモンハンの夏」で第7回山本七平賞、2006年「昭和史」(全二巻)で、第60回毎日出版文化賞特別賞を受賞

宮崎駿 : アニメーション映画監督。1941年、東京生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。『太陽の王子 ホルスの大冒険』の場面設計・原画等を手掛け、その後Aプロダクションに移籍。73年に高畑勲らとズイヨー映像へ。日本アニメーション、テレコムを経て、85年にスタジオジブリの設立に参加。雑誌『アニメージュ』に連載した自作漫画をもとに、84年に『風の谷のナウシカ』を発表、自ら原作・脚本・監督を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    「風立ちぬ」に描かれる、主人公堀越二郎と並ぶ設計技師・本庄季郎は、後年TVの「鳥人間コンテスト」第1回優勝機の設計者として登場し、飛行機への情熱を見せてくれた。その若き日がアニメで甦るとは、誰も思っていなかったにちがいない。それにしても「ジブリ文庫」が、こんなにシブい、目から連続ウロコの対談を出すとは!これからの日本のキーワードは「腰抜け」だ。

  • ケイ さん

    宮崎さん希望による対談。『風立ちぬ』上映の前と後で二回対談している。自然とゼロ戦や軍艦についてが多くなるが、メカの事や堀越二郎の話では宮崎さんのウンチクが中心でそれを半藤さんが聞く形になりつまらない。しかし、半藤さんの知識が勝る戦争や歴史、東京の街の今昔になると、とても面白い対談なのだ。宮崎さんは大変な漱石ファンで『草枕』など数え切れぬほど読んでいて、漱石縁の地もあちこち訪れているらしい。半藤さんの奥さんは漱石の孫で義母は漱石の長女だから、半藤さんの語る漱石関連の話は大変に興味深かった。

  • zero1 さん

    宮崎駿と「歴史探偵」半藤一利の対談。二人は漱石の話をする(半藤の妻は漱石の孫)。「草枕」が傑作であり、一種のファンタジーだとしている。それに対して「こころ」は半藤がなぜ面白いのかわからないと述べる。「風立ちぬ」に関連して零戦のキャノピー(風防)の形で宮崎は鋭い観察眼を披露。また、311と「風立ちぬ」との関係や堀越二郎の声を庵野秀明が担当したことなどについて述べている。「耳をすませば」では、主人公の父は立花隆。「日本は守れない国」「脇役でいい」という半藤の指摘は流石。彼からは多くのことを学べる。

  • たくろうそっくりおじさん・寺 さん

    83歳と72歳の高齢者対談本。この二人はインテリというのもあるが、共通の話題、関心の対象があれば、人の会話はこれほど若くいきいきしているのだと思わされる。漱石の『草枕』を読んでみたくなった。『神様のカルテ』の主人公も草枕が好きだったなぁ…なんで漱石ってこんなに人気あるんだろう?…と考えさせられた。題名通りの二人のハト派的展望には良いものを感じた。『風立ちぬ』も見たくなった。楽しい一冊だった。

  • シブ吉 さん

    軍艦好きの半藤さんと、飛行機好きの宮崎さん。そんな「お二人」の二部構成の対談本は、映画『風立ちぬ』を観た後で読むと、映画がまた観たくなってしまうシロモノでした。昭和初期の東京の情景が浮かぶ第一部、そして、風立ちぬの舞台背景が楽しい第二部。お二人の会話に有った、夏目漱石の「草枕」が傑作との記述を読み、「草枕」が読みたくなり購入してしまう始末。さらに、カプローニ社の飛行艇の話には思わず苦笑しつつ、とても楽しめました。初対面で話があっちこっちに飛びながらも「この国の将来」を考えているお二人はスゴイ素敵です。

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人物・団体紹介

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半藤一利

昭和5年(1930)生まれ。作家。文藝春秋に入社し、『週刊文春』『文藝春秋』などの編集長を歴任。昭和史研究の第一人者として知られる。令和3年(2021)1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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