小説家が読むドストエフスキー 集英社新書

加賀乙彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087203257
ISBN 10 : 4087203255
フォーマット
発行年月
2006年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,217p

内容詳細

今なお読者を魅了し続ける作品の現代性の秘密とは。「死の家の記録」「罪と罰」「白痴」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」の5作品をテキストに、仕掛けられた謎、隠された構造、宗教的主題を名作家が読み解く。

【著者紹介】
加賀乙彦 : 1929年、東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業。東京拘置所医務技官を務めた後、精神医学および犯罪学研究のためフランス留学。帰国後、東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を歴任。2000年には日本芸術院会員に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゃん さん

    加賀さんがドストエフスキーをどのように読むのか、興味があって読んでみた。本書は、『死の家の記録』、『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟』について、加賀さんがカルチャーセンターで行った講義録を編集したものとなっている。そのため、語り口調で分かりやすく、非常に読みやすかった。『死の家の記録』以外は実際に読んでいたので、いろいろな気づきがあった。面白かったのは人物の描き方。ドストエフスキーは、矛盾したものが一人の人間の中に共存しているように描くとの指摘(P.128)はなるほどと思った。

  • 踊る猫 さん

    四大長編に挑む下準備というか予習のつもりで手に取ったのだけれど、確かに「小説家が読む」というタイトルが示すように実作者として、つまり自分ならこう書くというような事柄が所々に挟まれて、不勉強にして加賀氏の作品は読んだことがないのだけれど面白く読めた。氏がキリスト教に通暁しているところやミハイル・バフチンに代表される重要な研究/批評を踏まえて語っているところも読み逃せない。やはりこうした書物はドストエフスキーを読んだ上で語るべきだろうから、そのあたり不勉強を恥じさせられた。非常に読みやすくタメになる一冊である

  • ミカ さん

    『白痴』の章が特に面白く読めた。癇癪が作品に与える影響(傾向)や、ここで語られていることを踏まえて読むとまた面白そう。確かに自然描写は少ないし、女性がスカーフをかぶって外出するとかしないとか細かく書いてた。

  • bibliophage さん

    『白痴』を読み始めたので、本棚に積読してたこの本を手にとった。やっぱりドストエフスキー作品は全部読みたいなぁと思わせる一冊。ドストエフスキーが罪人であるという苦悩と癲癇という病気に悩まされていたというのを知り、作品にそういった彼の経験が滲み出てる部分があるだなぁと思い、作家自身について知ることの面白さを感じた。また、彼の作品にはキリスト教(ロシア正教)的な考えが出ていると考えていたので、ニーチェを愛読していたということには驚いた。

  • funuu さん

    「加賀 乙彦 若いときに拘置所の医官として百人ほどの死刑囚のお世話をしたことがありますが、死刑囚に特有な精神状態は、いつも落ち着きがなくてそわそわして、時間が圧縮されたような状況で、ときには自殺を図ったり、爆発してみたり、そういうヒステリー状態に陥っているのが死刑囚たちでした。」作者のドストエフスキーへの愛情を感じます。

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人物・団体紹介

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加賀乙彦

1929年東京都生まれ。東京大学医学部卒業後、精神科医として勤務のかたわら、小説の執筆を始める。67年に刊行した『フランドルの冬』が翌年、芸術選奨新人賞を受賞。73年に『帰らざる夏』で谷崎潤一郎賞、79年には『宣告』で日本文学大賞、86年に『湿原』で大佛次郎賞、98年には自伝的長編『永遠の都』で芸術

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