イタリアのしっぽ

内田洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087716085
ISBN 10 : 4087716082
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
追加情報
:
230p;20

内容詳細

どんな動物と、どのように接しているか。人と動物との暮らしに、人生の光と影が浮かび上がる・・・。『ジーノの家』で日本エッセイスト・クラブ賞と講談社エッセイ賞を同時受賞した著者の、待望のエッセイ集。

【著者紹介】
内田洋子 : 1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。UNO Associates Inc.代表。2011年『ジーノの家イタリア10景』で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    本書も、あるいはエッセイとして書かれたのかも知れないが、味わいはもう全く小説のそれである。巻頭の1篇からして既にそうなのだが、顕著に小説的な作品として、例えば「釣り上げて、知る」はどうだろう。ここに並べられたのは、極上の掌編小説15篇。しかも今回は、それらのいずれでも動物(一部に植物)がキー・コードになっていること。犬や猫はもちろん、蛇やタコまで。ひときわ光彩を放つのは、ヴェネツィアの幻想空間を描いた「月の光」。そして、小説空間の深みへと果てしなく降りてゆく「開いた穴」。思わずため息を漏らす妙なる作品集。

  • どんぐり さん

    犬のしっぽ、猫のしっぽ、馬のしっぽ、キツネのしっぽ。人間にはないしっぽを持った動物が、人と人とをつなぐイタリアでの人間模様を綴ったエッセイ15篇。これも面白い内田さん。

  • ぶんこ さん

    読み終わって、他の方々の感想を拝見するまで、この本が動物と人間をテーマにしていたとは気付きませんでした。 猫が苦手だった著者が、転んで寝込んだ間、勝手に入り込んだり出たりしていた3匹の猫達が寄り添ってくれていた・・このエピソードに目がウルウル。 猫を好きになってくれたのなら嬉しいけど、犬を飼いはじめたようです。 ミラノの気候が過酷とは驚きました。冬が半年続くとは! 山の上に住むマリーチェが、馬で山道を行き来するなんて、想像するだけでため息。 色々なイタリアの生活が垣間見られる素敵なエッセイでした。

  • Rosemary* さん

    小説としても楽しめるエッセイ集。著者が暮らすイタリア各地での暮らしぶりや出会った人たちとの繋がり、そしてそこにいる動物たち。今まで抱いていたイメージとは違った街並みが見えてたのしいひと時だった。

  • イオちゃん さん

    長くイタリアで生活している内田さん。エッセイの一つ一つが短編映画を観ているような味わいがあるのは、今までの本と同じだけど、今回はテーマが動物。犬を飼うことから始まって、猫、猿、馬、キツネ…となかなか面白かった。中でも好きだったのは、「僕が伝えてあげる」の馬。あるところを爆走する彼の姿を想像するだけで、楽しい。

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内田洋子

1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。2011年『ジーノの家 イタリア10景』で「日本エッセイスト・クラブ賞」「講談社エッセイ賞」を受賞。2019年「ウンベルト・アニエッリ記念最優秀ジャーナリスト賞」、2020年「金の籠賞」受賞(本データはこの書籍が

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