CD

『海道東征』、絃楽四部合奏、合唱曲集 山田和樹&横浜シンフォニエッタ、海道東征合同合唱団、熊本県庁合唱団、他

信時 潔(1887-1965)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCL00593
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

日本神話の世界 悠久のロマンここに薫る

日本書紀や古事記の記述を元に詩人・北原白秋が作詩し、八章にわたるカンタータとしてまとめ上げた、信時 潔作曲の大作『海道東征』。その輝きは時代を超え、今もなお失われていません。万葉の調べの如く格調高い白秋による詞と信時の音楽との融合による日本的な芸術美が醸成する真のロマンティシズム、それがこの作品の「輝き」の正体でしょう。
 このアルバムは2014年、熊本におけるライヴ収録です。その時演奏された『弦楽四部合奏』と白秋最後の作品に作曲した合唱曲『帰去来』等を含む、信時の作品集としてまとめました。山田和樹率いる横浜シンフォニエッタと熊本の音楽家や合唱団とのコラボが聴きものです。(EXTON)

【収録情報】
信時 潔:
● 交聲曲『海道東征』
● 絃楽四部合奏(弦楽オーケストラ版)
● 合唱曲『あかがり』
● 合唱曲『帰去来』

 三縄みどり(ソプラノ)
 澤村翔子(ソプラノ)
 兼武尚美(アルト)
 大澤一彰(テノール)
 春日保人(バリトン、バス)
 『海道東征』合同合唱団
 熊本県庁合唱団、他
 横浜シンフォニエッタ
 山田和樹(指揮)

 録音時期:2014年2月11日
 録音場所:熊本県立劇場コンサートホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

内容詳細

珍しいのが出たな。「海道東征」は大政翼賛会が発足した昭和15年、皇紀2600年奉祝事業の一環として作曲された。いわゆるカンタータで、神武天皇の東征を歌っている。詩は北原白秋。戦争協力曲として戦後は長い間演奏されなかったと思う。大曲で、構成は堅固、演奏も熱演で、なかなか感動的ではある。(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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この年2016年はこの「海道東征」の当たり年...

投稿日:2021/03/12 (金)

この年2016年はこの「海道東征」の当たり年で、このCDとNaxos「日本作曲家選輯」シリーズの東京藝大チームによる録音がほぼ同時期に発売された。演奏・録音自体はこのCDが2014年2月11日(紀元節!)、藝大チームが2015年11月なので、藝大チームの方が録音から4カ月ほどでわずかだけ先に発売した、ということになる。作曲者の信時潔は長年東京音楽学校(藝大の前身)の教授を務め、「作曲科」を創設した大先輩なので(信時自身は作曲科教授には就かなかった)、藝大の威信をかけてその作品のリバイバルを一番手として世に問いたかったのだろう。  このCDの演奏は優れたもので、声楽陣、児童合唱も健闘している。信時の作品が単なる「皇紀2600年奉祝曲」という軍国主義の時流に乗った(乗せられた)機会音楽ではなく、日本のクラシック音楽のひとつの大きな成果であったことを示している。藝大チームの演奏とは優劣や好み云々を論じるようなものはなく、聴き比べて楽しめる複数の演奏が世に出ていることを喜びたい。できれば両方を聴いてみることをお勧めする。  藝大チームの録音が「やや近め」の音像なのに対して、このEXTON盤はスケールの大きな「広がり」や「遠近感」をもった響きとなっている。また、藝大チームの演奏は、初演ではピアノで演奏された部分をハープに置き換えているが、このCDではオリジナルどおりの演奏である。  2020年には大阪フィルの録音(2019年11月のライブ演奏)も発売されているが、そちらはまだ聴いていない。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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    信時 潔:交聲曲『海道東征』

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