ほんとうの中国の話をしよう

余華

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309206073
ISBN 10 : 4309206077
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
266p;20

内容詳細

最も過激な中国人作家が文化大革命から天安門事件を経て現在にいたる中国社会の悲喜劇をユーモアを交えてつづった体験的中国論。

目次 : 人民/ 領袖/ 読書/ 創作/ 魯迅/ 格差/ 革命/ 草の根/ 山寨/ 忽悠

【著者紹介】
余華 : 1960年中国杭州生まれ。現代中国を代表する作家の一人。幼少期に文革による社会の大変動を経験する。78年地元の診療所で歯科医として勤務しはじめる。88年から魯迅文学院などの創作研究班に学び、北京で天安門事件に遭遇する。中短篇集をいくつか発表したのち、91年の『雨に呼ぶ声』で長篇デビュー。92年発表の中篇『活きる』が映画化されて話題を呼ぶ

飯塚容 : 1954年生まれ。中央大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 燃えつきた棒 さん

    三十五年目の六月四日のために。 「六四天安門事件糾弾!ひとり読書デモ」敢行中。 黄昏れても、ポンコツでも、無能でも、燃えつきても、読書デモ実施中!/ 小説『活きる』や『兄弟』などの作家余華(ユイホア)が、「人民」、「領袖」、「読書」、「創作」、「魯迅」、「格差」、「革命」、「草の根」、「山寨(シヤンチヤイ)※1」、「忽悠(フーヨウ)※2」の十のキーワードで、大躍進、文化大革命、天安門事件、現代中国を斬る。2012年出版。中国国内で発禁処分! 必ずしも、悲憤慷慨ばかりではない。 至る所に笑いの爆弾が→

  • アイアイ さん

    1960年生れの余華が見た2つの時代の中国。10篇のエッセイだが天安門事件を題材にしてる為に世界14カ国以上で出版されてるのに、中国では発禁となっている。貧困の格差が過激な集団や個人の抗議活動をもたらす 。無抵抗な農民の青年をレンガで殴った己の罪も告白。規制された文学に飢え高2で椿姫を丸写し。 銃殺で処刑された手が壊死した人をみた少年の想いで、血だらけの青春。巨大な国土と人口の中で同じ国なのに、 都市と地方で10年は違う時代を生きてる。反日活動してる人に対して今は憐れ身を感じる。▽図書館

  • なにょう さん

    ★現代中国に興味があるから手にとる。著者いわく、文革と現在の改革解放の経済発展路線は繋がっているって。どちらも国民総動員でひたすら突き進む。★あとがきにある。他人の痛みを自分の痛みとして感じることができるようになったことが、著者の突破口であったのでは。他者を顧みず、やりたい放題の小革命家が世界に通じる表現者となるまでのあれこれ。中国の文革期から現在までのあれこれ。★嗚呼、こんなリアルな話し…文革やら天安門やら、赤裸々な実感のこもった話し…中国では読めないんじゃなかろうか?顧みられない物事、人々。

  • かふ さん

    文革から現在(2010年頃)までの中国のありのままの姿を語ったエッセイ。文革は被害者ではなく加害者の視点から(あやうく「人民の敵」になりそうだった)、当時は読む本も限られて政府系の新聞しか読むものがなかったとか。壁新聞の「造反有理」に憑かれる中学生たち。「造反有理」は中学生が教師を吊し上げていた。権威的な者に対する反発もあったのだろうけど、それも思想統制された外部の思考を閉ざした社会で、世間(世論)が理性よりも感情で動く。

  • 秋 眉雄 さん

    「我々は弱い者いじめを楽しんでいたのだが、自分では毎日、正義を広めているつもりだった。」『兄弟』のエピソードの元ネタがあちこちに記されていて興味深かったです。他の作品も猛烈に読みたくなりました。この本はある意味、余華自身の自叙伝であり、文化大革命からこっちの余華の目を通した中国現代史でもあります。その現代史の振り幅のダイナミックさときたら!ホントに興味深い国です。

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