佐野元春　全盛期を知るならあとの３枚組ではなく、何と言ってもこのライヴ盤！ ワイルド＆タフ＆エネルギッシュな’80年代ロックの最高傑作。

名盤です！

これはスゲエ。タイトル曲もさることながら、他の2曲の方がよりズシっと来る。耳にこびりつくメロディ・フレーズ、 シンプル＆ストレート＆骨太なサウンド、 強いメッセージ性を秘めた歌詞、TheSunアルバムとはまったく異なるボーカルタッチ、 どれをとっても、現在の元春のパワー全開。

「星の下　路の上」はラディカルなのにどこかポップ、それに重さを感じさせないのに重量感がある。’80年代の荒々しくクールな元春がフォーマットを変えて聞いたこともないような新しいサウンドで2005年によみがえったような、そんな曲です。あとの２曲も試聴で聞いててなんだかすごそう！！

いまや限定といえど３枚組の「The Golden Ring」があるのであまり重宝されてないけど、こちらも佐野元春ファンは必聴です。ちなみにこれはオリコンで一番最初に首位を取ったライブ盤なんですよ！

ここにはロックンロールの初期衝動がある。疾走感に溢れた最高のポップチューン！万歳！！ Daisy Musicから初のシングルでもありますね。

あの名曲「光」が　ようやっと　パッケージに・・・ファンにとっても感慨深いです。 メッセージのないインストルメンタルも抜群！

佐野氏自身のライナーの有無こそが、「限定盤・紙ジャケ・リマスター」盤に対する価値だと思う。

とにかく佐野元春のポップな音楽を聴きたいならこのアルバムが最適。J.D.サリンジャー的なイノセンスなまなざし、F.トリュフォー『大人はわかってくれない』と同質の憂い。都会に暮らす鋭敏でナイーブな少年少女達のための永遠の名作。

自主レーベル発足後の第一作目。国内の音楽シーンに『Visitors』を持って鎖国を解いた後、ヨーロッパに渡り制作したアルバム。当時UKにあったソウルミュージック回帰の空気間の中、エンジニア・プロデューサーにシーンの中心的なサウンド・メーカーだったアラン・ウインスタンレイを起用。世界を、状況を映し出した知覚的なロック。インターナショナルな音楽にインターナショナルなメッセージ。『Visitors』『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』と同様、日本語でできるロック表現に新たな様式をもたらした一枚。