文字に美はありや。 文春文庫

伊集院静

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167915988
ISBN 10 : 4167915987
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
追加情報
:
257p;16

内容詳細

文字に美しい、美しくないということが本当にあるのだろうか―。きわめて個人的な疑問を抱いた著者が、千七百年前より「彼を超える書家はあらず」と言われた書聖・王義之に始まり、戦国武将や幕末の偉人、作家や芸人ら有名人から書道ロボットまでの“名筆”を独自の視点で考察する。文字から見えてくる彼らの人間像とは。

目次 : なぜ文字が誕生したか/ 龍馬、恋のきっかけ/ 蘭亭序という名筆、妖怪?/ 桜、酒、春の宴/ 友情が育んだ名蹟/ 始皇帝vs.毛沢東/ 木簡からゴッホの郵便夫へ/ 紀元前一四〇年、紙の発明/ 書に四つの宝あり/ 猛女と詩人の恋〔ほか〕

【著者紹介】
伊集院静 : 1950年、山口県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。1991年「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞受賞。92年「受け月」で第107回直木三十五賞受賞。94年「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞受賞。2002年「ごろごろ」で第36回吉川英治文学賞受賞。14年「ノボさん小説 正岡子規と夏目漱石」で第18回司馬遼太郎賞受賞。16年紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • コトノハ小舟 さん

    伊集院静さんの溢れ出る教養。紀元前から近代まで書を片手に歴史と文化を案内してもらった気分。いやあ勉強になりました。書なるものは、こんなにも読み解けるものなのですね。普段筆で字を書く文化を失って、我々はとんでもない損失をしたのではないだろうか。。鑑真の話にいたく感銘し、天平の甍も読みました。時代のうねりとキラ星のような人間の営みに感動。でも最後までわならなかったのは、伊集院さん言うところの「情緒」。 また再読したい。

  • 禅 さん

    「王羲之からはじまり、歴史の中の書、文字を見てきたが、名蹟と呼ばれるものを見れば見るほど、私の中に奇妙なわだかまりがひろがった。大半の書が高尚に映った。事実、高尚だからしかたない。故に解釈がいる。つまり万人のものではない。 芸人の書、字が解釈不要なのは、彼等に大衆の悲哀、という上質の温度を確かに感じるからだ。書、文字は人となりでなく、そのぬくもりかもしれない」 特に心に残ったのが「新選組借用書」における近藤勇の署名だ。指でなぞると「近」のしんにょうの自由さというか、とらわれなさが伝わる気がした。

  • taka さん

    王羲之を始めとする様々な文字。「これは文字か」と思うようなものがあって楷書以外、良し悪しがよくわからなかった。自分で書いたり鑑賞し続けると良さがわかるのだろうか。

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人物・団体紹介

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伊集院静

1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。16年紫綬褒章を受章。23

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