ミチクサ先生 上 講談社文庫

伊集院静

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065318522
ISBN 10 : 4065318521
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
追加情報
:
352p;15

内容詳細

夏目家の「恥かきっ子」として生まれてすぐに里子に出された金之助は、道楽者だった祖父の影響で、子どもの頃から寄席や芝居見物に通う。学校では飛び級するほど高成績の金之助は長兄に英語を仕込まれ、東京大学予備門に合格。そこでは生涯の友人となる正岡子規と出逢う。そして鏡子と見合いして結婚を決めた。

【著者紹介】
伊集院静 : 1950年山口県防府市生まれ。’72年立教大学文学部卒業。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で第107回直木賞、’94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石』で第18回司馬遼太郎賞を受賞。’16年紫綬褒章を受章。’21年第3回野間出版文化賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こーた さん

    僕は漱石の熱心な読者ではないが、それでもこの小説を読むと、また漱石を読み返したくなる。多分にオマージュを含んでいる。なぜ僕は漱石に惹かれるのか?それが何となくわかる。シティ・ボーイ(江戸っ子)で真面目、博学秀才で、情にも熱い。粋、なんである。漱石も愛した落語のリズムが(それは漱石文学の呼吸でもあるが)会話によく活かされている。ときに、あれ?これ漱石が主人公だよね?とおもうような、周辺へウロウロ道草しながら、漱石という人物へ光をあてる。上巻は熊本五高時代まで。さて小説を書きはじめる下巻が愉しみだ。⇒

  • じいじ さん

    伊集院さんが描く「漱石物語」は、想像を超えて面白いです。ご本人夏目漱石が書いた小説は、永年にわたって愉しませてもらってきたが、漱石の人物像については、ほとんど未知だった。どうも幼少期の漱石は、口数の少ない大人しい少年だったようだ。友人正岡子規と親交があったのは周知していたが、その中身は知らなかった。とにかく二人の会話が面白い。「君は英語が達者だから外交官に、ゆくゆくは外務大臣はどうだ」との子規の言に…「ボクは政治家や役人は性に合わん」と漱石はすべもない。嫁さんをもらって…、一気に佳境の下巻へ—。

  • よっしー さん

    ★3.5 夏目漱石の人となりが、ちょっとわかった気がする。

  • かずぺん さん

    良いですね。下巻に入ります。

  • まっきーママ さん

    実に生き生きと漱石が子規が、虚子が鷗外が…文豪オールスターズ?が描かれており、明治時代に自分がタイムスリップをしたのではないか…と思ってしまうほどでした。私は、長兄・大助の言葉が心に残りました。そして、漱石と子規の掛け合いはとても心地よい。これぞ、真の友か、と。笑ったり、しんみりしたり…。みちくさが楽しめる人生でありたいものです。坊ちゃん、吾輩は猫である、が再読したくなりました。さあ、後編へ続きます❣️

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伊集院静

1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。16年紫綬褒章を受章。23

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