フーガはユーガ 実業之日本社文庫

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408556888
ISBN 10 : 4408556882
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
352p;16

内容詳細

常盤優我は仙台市内のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの、誕生日にだけ起きる不思議な現象、「アレ」のこと―。ふたりは大切な人々と出会い、特別な能力を武器に、邪悪な存在に立ち向かおうとするが…。文庫版あとがき収録。本屋大賞ノミネート作品!

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年、千葉県生まれ。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞および第21回山本周五郎賞を受賞。20年『逆ソクラテス』で第33回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • イアン さん

    ★★★★★★★☆☆☆本屋大賞ノミネートの伊坂幸太郎の長編。年に一度、誕生日にだけ2時間毎に体が入れ替わる双子・優我と風我。その後大人になった優我は、ある思惑を持ってテレビ制作会社社員・高杉に接触する。いじめや虐待など支配する側の理不尽な仕打ちに胸が痛みつつも、その特殊能力を使った兄弟の細やかな抵抗に胸がすく。本屋大賞ノミネートということでややハードルは上がったが、伊坂作品らしい伏線回収と最後の親指くいくいに胸が熱くなる。どんな状況でも信じ合える絆の強さこそ、彼らが与えられた唯一無二の武器なのかもしれない。

  • 五右衛門 さん

    読了。のめり込み過ぎて殆ど一気でした。何故か魔王を思い出しながら読んでいました。卑劣で卑怯で相手の事などお構いなし。自身の欲望のまま生きている奴。そんな奴を何とかぶっ飛ばして欲しい。アニメならばとか考えながら読んでいましたが当たり前現実では起こりません。けれどこの双子の兄弟ならばきっと何とかしてくれる。やってくれました。たった一つだけの嘘とたった一つだけの能力で。しかも二人で。ちょいちょい他作品の登場人物も匂わせてあったしね。魔王の様に続編期待しています。当然新品買いました。我が家の雛壇最右翼です。

  • あきら さん

    自分が双子なので、ちょっと特別な感情で読みました。 (瞬間移動はできませんが) 帯にもあるけど、切ないけどあったかい。まさにそんな感じの物語。

  • F さん

    兄弟の話ということで重力ピエロを思い出しました。重力ピエロが結構好きなので、こちらも期待して読みました。優我は字の通り本当に優しい人だと思いました。終始目を背けたくなる様なエピソードが散りばめられていました。伊坂さん本人は意識していないだろうけれど、かなりメッセージ性のある作品という印象です。最後の章(その1つ前の章から)の語り手の文を読むと切ない気持ちになりました。登場人物どうこうというより、この作品自体がとても格好良かったです。伊坂作品の中では伏線が割と分かりやすいかも?色んな意味で楽しく読めました。

  • nobby さん

    「俺の弟は、俺よりも結構、元気だよ」やっぱり伊坂さん上手い!何気なく目にしていた台詞が実に寂しくも心強く響く…風我と優我、双子の兄弟に毎年の誕生日にだけ特別に起こる不思議。冒頭からインタビューとして語られる出来事は、虐待に虐めに鬼畜に壮絶で痛々しい…それに対して人物それぞれ気丈に生きる様子をコミカルに読ませるのはサスガ♬それだけに後半で、もうずっと匂わされていた邪悪が分かりやすく絡みだすのが歯痒くて辛くて…いや、それに留まらない最後の捻りがまたスゴい!突如に登場のワタヤホコルからのシューマッハになるほど!

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伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第

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