海を破る者

今村翔吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163918457
ISBN 10 : 4163918450
フォーマット
出版社
発行年月
2024年05月
日本
追加情報
:
464p;20

内容詳細

なぜ、人は争わねばならないのか。

かつては源頼朝から「源、北条に次ぐ」と言われた伊予の名門・河野家。しかし、一族の内紛により、いまは見る影もないほどに没落していた。
 現在の当主・河野通有も一族の惣領の地位を巡り、伯父と争うことを余儀なくされていた。
しかしそんな折、海の向こうから元が侵攻してくるという知らせがもたらされる。いまは一族で骨肉の争いに明け暮れている場合ではない。通有は、ばらばらになった河野家をまとめあげ、元を迎え撃つべく九州に向かうが‥‥

人類史上最大の帝国の侵略を退けた立役者・河野通有が対峙する一族相克の葛藤と活躍を描く歴史大河小説。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    元寇の役のお話。今村流の胸熱展開にするためかフィクション多め?特に繁と令那を登場させた意味が興味深い。これまでの作品では、敵方の視点にも頁を割くことで情感を高めるのが得意パターンであったので、戦相手の元をどのように描写するかが意外に難しかったはず。ある意味、苦肉の策として河野家中に国外の民を入れ込んだのかなと勝手に読み解いた。ただ賛否はありそうで、元軍を個々の顔が見える”人間”として描くまでは至らず、物足りなさを感じる読者もいるかもしれない。個人的にはじゅうぶん楽しめたし、意欲作だったと思っている。

  • のぶ さん

    今村さんの新刊は、鎌倉時代の元寇を描いた作品だった。主人公は河野六郎通有という承久の乱で没落した河野家の当主だが、この人物が実在したのかが分からず調べてみたら、伊予水軍の将として実在したことが分かった。ただし物語ではとても地味な存在で、ヒーローものとしての要素は薄い。前半から中盤は大きな事が起こらずに河野家一族の淡々とした描写が続くが、存在として面白いのは、令那と繁という高麗の奴隷として河野家に引き取られた優秀な二人の存在。終盤で元寇との戦いとなるが、序盤の布石が利いていて面白く読む事ができた。

  • Atsushi Kobayashi さん

    今絶好調の作家さん これも海戦だし元寇だしで かなりレアものです 正直 本当かなぁとは思うのですが一気に読ませます おすすめです

  • TAKA さん

    フィクションとノンフィクションの境目が分からない作品ではあったが、読み応えたっぷりの大作であったのは間違いない。元寇を描いた作品ではあるけれど、本質は人と人の繋がりに重きを置いているように思う。

  • Nobuko さん

    待ってましたということでこもって一気読み 元との海戦迫力でした

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人物・団体紹介

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今村翔吾

1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。’20年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。同年本書で第11回山田風太郎賞を受賞。’21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第6回吉川英治文庫賞を受賞。’22年『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行さ

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