基本情報
内容詳細
ミステリブームの先駆けとなった江戸川乱歩賞受賞作
「魅惑的なタイトルに惹かれて本を手に取った、遠い少年 の日の記憶そのままに――。
仁木悦子が奏でる謎と論理のハーモニーの、今なおなんと愉しく小気味よいことか。
世代を超えて読み継がれてほしい名作、である。」
――綾辻行人(帯より)
時は昭和、植物学専攻の兄・雄太郎と、音大生の妹・悦子が引っ越した下宿先の医院で起こる連続殺人事件。
現場に出没するかわいい黒猫は、何を見た?
ひとクセある住人たちを相手に、推理マニアの凸凹兄妹探偵が、事件の真相に迫ることに――。
鮮やかな謎解きとユーモラスな語り口で一大ミステリブームを巻き起こし、ベストセラーになった江戸川乱歩賞受賞作が、装いも新たに登場。
【解説/大矢博子】
○もくじ
プロローグ ・・・・・・5
七月四日 土曜日 ・・・・・・20
七月五日 日曜日 ・・・・・・36
七月六日 月曜日 ・・・・・・59
七月七日 火曜日 ・・・・・・106
七月八日 水曜日 ・・・・・・133
七月九日 木曜日 ・・・・・・211
エピローグ ・・・・・・284
[解説] 大矢博子 ・・・・・・294
[仁木兄妹の世界]を読み解くキーワード ・・・・・・302
【著者紹介】
仁木悦子 : 1928年東京都生まれ。4歳で胸椎カリエスと診断されて、歩行不能の生活を送る。20代半ばから執筆を始め、57年『猫は知っていた』で第3回江戸川乱歩賞を受賞。81年『赤い猫』で第34回日本推理作家協会賞短編賞を受賞。爽やかな読後感の作風で人気を博し、本格派女流推理作家の先駆けとなる。86年逝去。大井三重子名義で童話も発表し、『水曜日のクルト』(偕成社文庫)などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
投稿日:2021/04/10 (土)
読書メーターレビュー
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麦ちゃんの下僕 さん
読了日:2022/05/25
眠たい治療家 さん
読了日:2011/02/22
papako さん
読了日:2020/07/17
セウテス さん
読了日:2016/12/11
みっぴー さん
読了日:2016/06/21
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人物・団体紹介
仁木悦子
1928年、東京生まれ。4歳で胸椎カリエスと診断され、歩行不能の車イス生活をおくる。20代半ばから執筆を始め、1957年、『猫は知っていた』が、江戸川乱歩に絶賛され、第3回江戸川乱歩賞受賞。1981年、『赤い猫』で第34回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。さわやかな読後感の作風で人気を博し、「日本の
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